中国とブラジル、グローバルサウス連帯強化へ 北京で首脳会談 video poster
中国とブラジル、グローバルサウス連帯強化へ
中国の習近平国家主席は、国賓として中国を訪れているブラジルのLuiz Inacio Lula da Silva(ルラ)大統領と北京で会談し、中国とブラジルの関係を一段と深めるとともに、グローバルサウスの連帯と協力を強化していくべきだと呼びかけました。
北京での首脳会談で何が話し合われたのか
今回の会談で、習主席は次の3点を強調しました。
- 中国・ブラジルの「未来を共有する共同体」の構築を進めること
- 両国の開発戦略の連携をいっそう深めること
- グローバルサウスの連帯と協力を共に推進すること
ルラ大統領は国賓として中国を訪問しており、両首脳は北京での会談を通じて、今後の二国間関係や国際情勢への向き合い方について意見を交わしました。
「未来を共有する共同体」とは
習主席が呼びかけた「中国・ブラジルの未来を共有する共同体」とは、両国が短期的な利害だけでなく、より長い時間軸で利益と責任を分かち合う関係をめざすというメッセージと受け止められます。
具体的には、経済や社会の発展、安全保障、人と人との交流など、幅広い分野で協力を重ねることで、両国の安定と成長をともに支えていくというイメージです。
開発戦略の「連携」を深める意味
習主席は、中国とブラジルそれぞれの開発戦略を「連携」させていく必要性も強調しました。これは、一国だけではなく、両国が互いの強みを生かしながら発展をめざすという考え方です。
例えば、インフラ整備、産業の高度化、環境への配慮を両国が同じ方向性で進めることで、中長期的な発展の基盤を強めやすくなります。こうした連携は、資源や人口を抱える大国同士だからこそ大きな影響力を持つ可能性があります。
グローバルサウスの連帯と協力を呼びかけ
習主席が会談で重視したもう一つのポイントが、「グローバルサウス」の連帯と協力です。グローバルサウスは、一般にアジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの新興国・途上国を幅広く指す言葉として使われています。
中国とブラジルは、いずれも新興国として国際社会で存在感を高めてきた国です。その両国の首脳が、グローバルサウス全体の連帯を前面に掲げることで、国際社会に対して「新興国・途上国が協力して発言力を高めていく」というメッセージを発しているとも言えます。
日本の読者にとってのポイント
今回の中国・ブラジル首脳会談は、日本から見ると距離のある話に感じられるかもしれませんが、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
- 新興国や途上国を含む「グローバルサウス」の動きが、国際政治や経済の議論でより重みを増していること
- 中国とブラジルのような大国同士の協力が、エネルギー、資源、気候変動など多くのテーマに影響しうること
- 日本もまた、グローバルサウスとの関係をどう築き、どのように協力していくのかを考える必要があること
習主席とルラ大統領の呼びかけは、中国とブラジルの二国間関係だけでなく、新興国・途上国を巻き込んだ国際関係の変化を映し出す動きとしても注目されます。今後、具体的な協力の中身がどのように形になっていくのかが焦点となりそうです。
Reference(s):
Xi calls on China, Brazil to strengthen solidarity, cooperation
cgtn.com








