中国・CELACフォーラム10年 ラテンアメリカ記者が語る「協力」と「相互尊重」 video poster
中国とラテンアメリカ・カリブ海諸国の対話の場である「中国・CELACフォーラム」が、今年で発足10年を迎えます。今週火曜日に北京で開幕する第4回中国・CELACフォーラム閣僚会合の開会式を前に、CGTN Digitalの記者・何ベイベイ(He Beibei)氏が、ラテンアメリカの記者たちにこの10年の印象と学びを聞きました。キーワードは「協力」「相互尊重」「発展機会」です。
中国・CELACフォーラムとは何か
中国・CELACフォーラムは、中国とCELAC諸国(ラテンアメリカ・カリブ海諸国共同体)の国々が、協力関係を話し合うための枠組みです。これまでの10年で、政策対話にとどまらず、さまざまな分野での交流と協力の場として位置づけられてきました。
今回の第4回閣僚会合は、その10年の歩みを振り返ると同時に、今後の協力の方向性を確認する場になります。国際ニュースとしても、中国とラテンアメリカの関係がどのように進化していくのかを知る上で注目すべき会合といえます。
ラテンアメリカ記者が語った3つのキーワード
CGTN Digitalのインタビューに応じたラテンアメリカの記者たちは、この10年を象徴する言葉として「協力」「相互尊重」「発展機会」を挙げました。それぞれのキーワードから、どのような視点が見えてくるのでしょうか。
1. 協力:ともに課題に向き合う姿勢
「協力」という言葉には、中国とCELAC諸国が、共通の課題に一緒に向き合い、パートナーとして関係を育ててきたという実感が込められていると考えられます。ラテンアメリカの現場を見てきた記者たちがこの言葉を選んだことは、対話と連携の積み重ねを意識していることを示しています。
2. 相互尊重:対等なパートナーシップ
「相互尊重」が強調されたことは、地域間の協力において、相手の歴史や文化、発展の道を尊重することの重要性が意識されていることを意味します。どちらか一方が主導するのではなく、それぞれの国と地域が対等な立場で向き合うことが、信頼関係を築く鍵になっているといえます。
3. 発展機会:次の10年への期待
「発展機会」というキーワードには、フォーラムの10年が、新たな可能性や人材交流のチャンスを生み出してきたという評価と、次の10年に対する期待が重なっています。ラテンアメリカの記者たちが、この言葉を前向きに語ったこと自体が、今後の関係強化への手応えを物語っています。
メディアを通じて見える「対話」のかたち
今回のインタビューは、CGTN Digitalの記者がラテンアメリカのジャーナリストに直接話を聞くという形で行われました。中国側のメディアが、パートナーである地域の視点を紹介することは、メディア同士の協力であり、市民レベルの理解を深める試みでもあります。
国際ニュースを日本語で追う私たちにとっても、公式声明だけでなく、現場で取材を続ける記者の声に耳を傾けることで、中国とラテンアメリカの関係をより立体的に捉えることができます。
北京の閣僚会合で注目したいポイント
火曜日に北京で開かれる第4回中国・CELACフォーラム閣僚会合では、ラテンアメリカの記者たちが挙げた3つのキーワードがどのように具体化されるのかが焦点となりそうです。
- この10年の協力の成果をどのように整理し、共有するのか
- 今後の協力分野として、どのような重点領域が示されるのか
- 若い世代やメディアが、地域間の理解と信頼づくりにどう関わっていくのか
ラテンアメリカの記者たちが語った「協力」「相互尊重」「発展機会」という言葉は、単なるスローガンではなく、これからの国際関係を考えるうえで共有すべき視点でもあります。中国とCELAC諸国の対話のあり方を追うことは、日本にとっても、自らの対外関係や地域協力を見直すヒントにつながるかもしれません。
10年の節目を迎えた中国・CELACフォーラムが、次の10年に向けてどのようなメッセージを発するのか。北京での議論の行方に注目したいところです。
Reference(s):
Latin American voices reflect on 10 years of China-CELAC Forum
cgtn.com








