中国-中東欧博覧会で初のデジタル・スマート製造セクション 広がる技術協力 video poster
中国と中東欧諸国の協力の舞台となる中国-中東欧博覧会(China-CEEC Expo)で、デジタル技術とスマート製造に特化した新セクションが登場し、従来の「モノの貿易」から一歩進んだ連携が模索されています。
寧波で開かれる第4回中国-中東欧博覧会
中国東部・浙江省寧波市で開催されている第4回中国-中東欧博覧会は、中国と中東欧諸国の経済・ビジネス協力をテーマにした国際イベントです。2025年現在、その会場に初めて「Digital and Smart Manufacturing Section(デジタル・スマート製造セクション)」が設けられました。
この新セクションには、中国と中東欧諸国の企業や機関による最先端のデジタル技術やスマート製造(工場の自動化やデータ活用による生産の高度化)関連の展示が集められています。
消費財中心から「技術協力」重視へ
これまで中国-中東欧の協力は、日用品や食品などの消費財を中心とした貿易のイメージが強くありました。今回のデジタル・スマート製造セクションは、その枠を超え、次の段階に踏み出す狙いがあります。
- 最先端技術の共同開発や実証実験
- スマート工場や自動化設備など、生産現場レベルでの連携
- デジタル化・省エネ・高度な品質管理といった共通課題への協力
こうしたテーマを前面に出すことで、「売る・買う」の関係から、「共に技術をつくり上げる」パートナーシップへの移行を目指していると見ることができます。
デジタルとスマート製造が持つ意味
デジタル技術とスマート製造は、各国の産業競争力やサプライチェーン(供給網)を左右する重要分野です。中国と中東欧諸国がこの分野で協力を深めることは、次のような意味を持ちます。
- それぞれの強みを生かした産業構造の高度化
- 製造現場の効率化やコスト削減、品質向上
- 新しいビジネスモデルやサービス産業の創出
第4回中国-中東欧博覧会で設けられたこの新セクションは、そうした変化の「ショーケース」として機能し、今後の国際協力の方向性をうかがう手がかりにもなります。
日本の読者にとってのチェックポイント
日本の読者にとっても、中国と中東欧諸国がデジタル・スマート製造を軸に協力を拡大しようとしている流れは、いくつかの示唆を与えます。
- ものづくりの国際連携の焦点が、消費財から技術・データへ移りつつあること
- 製造業の競争力は、単独の企業や一国だけでなく、パートナーとの協業で決まる時代になっていること
- アジアと欧州をつなぐ新しい技術協力の枠組みが動き出していること
通勤時間やスキマ時間にニュースを追う私たちにとっても、「どの国とどの分野で協力するのか」は、世界の産業地図を理解するうえで大きなヒントになります。
これからの中国-中東欧協力をどう見るか
第4回中国-中東欧博覧会で初めて導入されたデジタル・スマート製造セクションは、今後の協力が消費財を超え、技術・製造・デジタル化へと広がっていく可能性を映し出しています。
国際ニュースとしての大きな動きだけでなく、こうした展示会場での変化に目を向けると、世界経済の「次の一歩」が少し見えやすくなります。今後、中国と中東欧諸国がこの分野でどのようなプロジェクトを生み出していくのか、継続して注目したいところです。
Reference(s):
cgtn.com








