中国、石破首相の歴史発言を評価 「反省を行動で示せ」と日本に注文 video poster
日本の石破茂首相が「戦争の道を二度と歩まない」と歴史への反省を呼びかけ、中国がその発言を評価しつつ「言葉と行動の一致」を求めています。2025年のアジア情勢を考えるうえで注目すべき動きです。
石破首相、「戦争の道を繰り返さない」と表明
2025年5月29日、東京で開かれた「未来のアジア」フォーラムで、石破茂首相は日本が過去に歩んだ戦争の道を二度と繰り返さないと誓い、歴史への真摯な反省を呼びかけました。
アジアの将来を語る場で過去の歴史に触れることで、地域の信頼を築くうえで歴史認識が欠かせないというメッセージを発した形です。
中国外交部「発言を重視」、行動による裏付けを求める
中国外交部のLin Jian報道官は、水曜日に行われた記者会見で、石破首相の発言について、中国がこの発言を重視しているとの立場を示しました。
あわせて中国側は、日本が歴史への反省を言葉だけでなく、具体的な政策や行動で示すことが重要だと強調し、歴史認識と実際の行動を一致させるよう求めています。
今回のやり取りで押さえておきたいポイントは、次の二つです。
- 石破首相の歴史への言及を「重視」する姿勢を中国側が示したこと
- 歴史への反省を、具体的な行動で裏付けるよう日本に求めたこと
なぜ「歴史への反省」と「行動」がセットなのか
歴史をめぐる発言が国際ニュースになる背景には、単なる言葉の問題にとどまらず、現在と将来の政策にどうつながるかという問いがあります。とりわけアジアでは、過去の戦争経験がいまも安全保障や外交の議論に影響を与えています。
中国が日本に対し、歴史への反省を行動で示すよう呼びかけるのは、こうした歴史認識が、防衛政策や周辺国との関係づくりにどう反映されるかを重視しているからだと考えられます。
一般に、歴史への反省を行動で示す方法としては、次のようなものが挙げられます。
- 過去の出来事に関する丁寧な説明や教育を続けること
- 近隣諸国との対話や交流を積み重ね、相互理解を深めること
- 軍事力の運用について透明性を高め、周辺国に不安を与えないようにすること
日中関係とアジアの信頼構築に向けて
石破首相の発言と中国外交部の反応は、歴史問題をめぐる日中のコミュニケーションが続いていることを示しています。互いの立場の違いを前提としつつも、言葉を交わし合うこと自体が、緊張を和らげる一歩になり得ます。
今後、両国が歴史をめぐる議論を、対立ではなく協力や対話につなげられるかどうかは、アジア全体の安定と信頼にとっても重要な試金石となります。ニュースの先にある背景や意図を読み解きながら、日中関係とアジアの未来について、自分なりの視点を持ちたいところです。
Reference(s):
China urges Japan to match historical reflection with action
cgtn.com








