全米で「ノー・キングズ・デー」 トランプ政権への抗議デモ拡大 video poster
アメリカ各地で、トランプ大統領の政策に抗議する「ノー・キングズ・デー(No Kings Day)」と呼ばれる集会・デモが行われ、数千人規模の人びとが街頭に集まりました。これは、今年1月の大統領職への復帰以降では最大規模の反トランプ・デモとなっています。
「ノー・キングズ・デー」とは何か
今回の動きは、トランプ政権の姿勢に対して「アメリカは王を持たない国だ」というメッセージを投げかける全国的なキャンペーンとして位置づけられています。スローガンとして掲げられている「No Kings(王はいらない)」には、強すぎる権力の集中への警戒や、民主主義の原点に立ち返ろうという思いが込められていると受け止められています。
全米規模で拡大する反トランプ・デモ
今回の「ノー・キングズ・デー」行動は、アメリカ全土で同時多発的に実施され、国際ニュースとしても注目されています。主催者側による正確な人数は明らかになっていないものの、「数千人規模」に達しているとされ、トランプ氏の大統領復帰後では最大級の動員となりました。
参加者の多くはプラカードや横断幕を掲げ、トランプ政権の諸政策に反対する声を上げました。平和的なデモ行進や集会形式が中心で、スマートフォンでのライブ配信やSNS投稿を通じて、現地の様子がリアルタイムで世界に広がっています。
抗議の矛先は「トランプの政策」
この全国規模のデモは、トランプ政権の政策に対する抗議として位置づけられています。具体的な争点は地域や参加者によって異なりますが、共通するテーマとして、権力の集中や民主主義のあり方への危機感が挙げられています。
- 大統領の権限行使のあり方への懸念
- 「チェック・アンド・バランス」(抑制と均衡)の機能低下への不安
- 少数派や弱い立場の人びとへの影響をめぐる問題意識
参加者の声としては、「大統領は『王』ではなく、市民の代表であるべきだ」というメッセージが強く打ち出されています。
アメリカ民主主義の原点をめぐる議論
「No Kings」という言葉は、アメリカ独立の歴史とも結びつきます。もともとアメリカの建国は、王政から距離を置き、市民代表による政治を目指して始まりました。そのため、国際ニュースとして今回のデモを見ると、「アメリカは今、改めて自らの政治の原点を問い直している」ともいえます。
今回の「ノー・キングズ・デー」行動は、単なる一過性の抗議というより、民主主義のルールや政治権力のあり方をめぐる議論を再燃させるきっかけとなっていると考えられます。
分断する世論と今後の焦点
一方で、トランプ氏を支持する人びとの間では、「選挙で選ばれたリーダーが掲げた政策を実行しているだけだ」と評価する見方も根強く、アメリカ社会の分断は続いています。こうした支持層と反対派の対立構図は、今後の政策運営や選挙の行方にも影響を与える可能性があります。
今回の「ノー・キングズ・デー」デモが、具体的な政策変更や政治プロセスにどこまで影響を及ぼすのかは、まだ見通せません。しかし、今年1月の大統領職復帰以降で最大規模となった反トランプ行動として、国内外の注視が続きそうです。
日本からどう見るか
日本語で国際ニュースを追う読者にとって、今回の「ノー・キングズ・デー」は、アメリカ社会の「今」を映す鏡のような出来事です。大統領の権限や市民の抗議行動、SNSを通じた世論形成などは、日本社会にとっても無関係ではありません。
「強いリーダー」を求める声と、「権力への監視」を重視する声。その間で揺れるアメリカの姿は、私たちにとっても、「民主主義とは何か」「政治に市民がどう関わるのか」を改めて考えるヒントを与えてくれます。
Reference(s):
cgtn.com








