神舟20号乗組員、2回目の船外活動へ 中国宇宙ステーションの実験も順調 video poster
中国の神舟20号の乗組員が、中国宇宙ステーションで2回目の船外活動(スペースウォーク)に臨む準備を進めています。中国有人宇宙工程弁公室(CMSA)は6月25日、この船外活動を「今後数日以内」に実施する計画を明らかにしました。
2回目の船外活動、数日以内に実施へ
CMSAによると、神舟20号の乗組員は中国の宇宙ステーションに滞在しながら、2回目の船外活動に備えた準備を続けています。6月25日の発表では、この船外活動が今後数日以内に行われる予定であると説明されました。
乗組員はすでに5月22日に1回目の船外活動を終えており、そこで得られた経験やデータを踏まえて、今回の作業に臨むとみられます。
船外活動の合間に進む多様なミッション
5月22日の初回スペースウォーク以降、クルーは船外活動以外にも多くの任務をこなしてきました。CMSAによれば、主な作業は次のようなものです。
- 宇宙ステーション内部および周辺環境のモニタリング
- 各種設備・システムの点検と保守作業
- 物資や実験機器の在庫管理とモジュール間の移送
こうした地道な運用作業は、長期運用を前提とした宇宙ステーションを安全かつ安定して運用するための基盤となります。
生命科学から新技術まで 進む科学実験
CMSAは、神舟20号のクルーが多様な分野の科学実験を着実に進めていると強調しています。対象となる分野には、次のようなものが含まれます。
- 宇宙環境が人体に与える影響を調べる「宇宙生命科学・有人宇宙研究」
- 重力のほとんどない環境を利用した「微小重力物理」
- 将来の探査や産業利用につながる可能性のある「新たな宇宙技術」
微小重力環境での実験は、地上では再現が難しい現象を詳しく観察できることから、材料開発や医療研究などへの応用も期待されています。
打ち上げから約2か月 クルーの健康状態も良好
CMSAは、神舟20号のクルー3人が軌道投入から約2か月が経過した時点でも健康状態は良好であり、宇宙ステーションも安定して運用されていると説明しています。
宇宙ステーションの各システムは正常に機能しており、今後の船外活動や実験の実施に向けて十分な準備が整っていると6月25日の発表で強調しました。
なぜこの船外活動が重要なのか
今回の2回目の船外活動は、単なる作業の繰り返しではなく、中国の宇宙ステーション計画を一段と前進させる意味を持ちます。
- クルーの長期滞在能力と船外活動スキルの向上
- 宇宙ステーション設備の点検・強化による信頼性の向上
- 今後の大型実験や新モジュールの追加に向けた準備
こうしたミッションの積み重ねは、宇宙を実験と協力の場として活用していくうえで重要なステップとなります。今後、神舟20号クルーによる2回目の船外活動の具体的な成果や内容にも注目が集まりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








