中国・王毅外相が日本の岩屋毅外相と会談 中国・ASEAN外相会議の合間に video poster
中国と日本の外相が、マレーシア・クアラルンプールで開かれた中国・ASEAN外相会議の場で会談しました。今年7月10〜11日の一連の外相会合の合間を使ったやり取りで、地域の安全保障や経済協力をめぐる対話の重要性があらためて浮き彫りになっています。
クアラルンプールで開かれた中国・ASEAN外相会議
2025年7月10〜11日、マレーシアの首都クアラルンプールでは、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相が集まり、一連の外相会合が開催されました。地域の外交課題が一気に持ち寄られる「外交ウィーク」のような位置づけです。
こうした多国間の外相会合では、本会議とは別に、二国間の会談が多数組まれます。今回の王毅外相と日本の岩屋毅外相の会談も、その一つとして行われました。
王毅外相と岩屋毅外相、何を話し合ったのか
会談の詳細な中身は多くは伝えられていませんが、中国と日本という地域の主要なプレーヤー同士が顔を合わせたこと自体に意味があります。両外相は、次のようなテーマについて意見交換したとみられます。
- 日中関係の安定化と高層級対話の継続
- 中国・ASEAN外相会議を通じた地域協力の方向性
- 貿易や投資を含む経済・ビジネス面での協力
- 海洋や安全保障をめぐる課題への対話継続の必要性
とくに、中国・ASEANとの枠組みで日本の外相が中国側と直接対話することは、東アジア全体の安定に向けたメッセージとして受け止められます。
中国・ASEAN外相会議という「場」の意味
今回の会談が行われた中国・ASEAN外相会議は、単に中国とASEANだけの枠組みではなく、周辺のパートナーも集まる「ハブ」のような場になっています。各国の外相が一堂に会することで、次のような動きが生まれます。
- 個別の二国間関係を、地域全体の文脈で議論できる
- 突発的な緊張が起きた際にも、対話のチャンネルを維持できる
- 経済・インフラ・人の往来など、長期的な協力の方向性を確認できる
クアラルンプールという交通・ビジネスの要衝で会議が開かれることも、東南アジアを軸にした地域秩序の重みを象徴しています。
2025年後半に向けて、何がポイントになるか
今年7月の会談から時間がたつ中で、2025年後半の国際情勢はなお流動的です。こうしたなかで、中国と日本が外相レベルの対話を重ねることは、次の点で重要になっていきます。
- 相互の立場や懸念を直接伝えることで、誤解や不信を和らげる
- 地域の課題(気候変動、感染症対策、経済減速など)に共同で向き合う余地を広げる
- 多国間の枠組み(中国・ASEANや東アジアの会議)を通じて、対立より協調のメッセージを発信する
日中関係や中国・ASEAN関係は、日本にとっても、アジア全体にとっても、日々のニュースの背景を形づくる大きな流れです。外相同士の一度の会談で劇的な変化が起きるわけではありませんが、対話のチャンネルを維持し続けることが、長期的な安定につながります。
私たちがニュースから読み取れること
今回のような国際ニュースは、一見すると「外交儀礼」のように見えるかもしれません。しかし、会談が行われたのか、それとも見送られたのかという違いは、その後の地域秩序に静かな影響を与えます。
スマートフォンで流れてくる短いニュースの裏側には、各国の思惑や長期的な戦略があります。王毅外相と岩屋毅外相の会談も、その一コマとしてとらえつつ、自分なりに「なぜ今、この会談なのか」を考えてみることで、東アジアを見る視野は少し広がっていきます。
Reference(s):
cgtn.com








