中国と米国の若者が音楽で交流 西安で友情のハーモニー video poster
2025年7月6日から9日まで、中国教育国際交流協会の招きで、米国の児童合唱団「One Voice Children’s Choir」が中国・西安を訪れ、中国と米国の若者による音楽交流プログラムに参加しました。音楽という共通のことばを通じて、国境や言語をこえた対話が生まれたこの取り組みは、国際ニュースとしても注目されています。
西安で実現した中国・米国の若者音楽交流
今回の中国・米国若者音楽交流プログラムは、中国教育国際交流協会の招待により実現しました。歴史都市・西安に集まったのは、米国のOne Voice Children’s Choirのメンバーと、中国側の若者たちです。
プログラムの期間中、参加した若者たちは合同で歌を練習したり、お互いの国の歌や文化を紹介し合ったりしながら、音楽をきっかけに自然なかたちで交流を深めました。難しい専門用語を介さなくても、メロディーやリズムの共有を通じて相手への理解が進んだことが大きな特徴です。
音楽は「共通言語」 国境をこえる対話の力
今回の音楽交流の狙いは、単に合同コンサートを開くことではなく、中国と米国の若い世代が「相手の顔が見えるかたち」で出会う機会をつくることにありました。言語や文化の背景が違っても、歌うときの緊張や喜び、ステージに立つ高揚感は共通です。
- 一緒に歌うことで、自然にアイコンタクトやジェスチャーが生まれる
- 相手の国の歌を覚える過程で、その文化や歴史への興味が高まる
- 音楽が苦手な参加者も、拍手や手拍子などで関われるため、包摂的な場になる
こうした「音楽だからこそ生まれる対話」は、教室での座学やオンライン会議だけでは得にくい体験といえます。
デジタルネイティブ世代が広げる「交流のその先」
今回参加した中国と米国の若者の多くは、スマートフォンとSNSが日常の世代です。西安で直接出会い、一緒に歌ったあとも、メッセージアプリや写真・動画の共有を通じて交流を続けやすいという特徴があります。
その場限りで終わりがちな国際交流イベントと違い、
- 練習風景や本番の動画を共有する
- おすすめの音楽やアーティストを教え合う
- 学校生活や地域の話題を紹介し合う
といった形で、交流が日常生活の延長線上に続いていく可能性があります。こうした「ゆるやかに続くつながり」は、将来ビジネスや学術、文化活動の場で再会したとき、大きな財産になるかもしれません。
なぜ今、若者同士の音楽交流が重要なのか
世界が不安定さを増すなかで、国同士の関係は時に緊張することもあります。その一方で、気候変動や感染症、デジタル技術のルールづくりなど、国境をこえて協力しなければ解決できない課題も増えています。
こうした時代において、若者同士が直接出会い、互いの価値観や暮らしを知ることは、長期的な視野で見れば大きな意味を持ちます。とくに音楽のように、専門知識がなくても参加できる分野での交流は、多様な背景をもつ人が関われる点で重要です。
中国・米国の若者が西安で奏でたハーモニーは、目に見える成果だけでなく、「相手を理解しようとする姿勢」を育てる一歩でもあります。ニュースとしての出来事であると同時に、一人ひとりの将来の選択や考え方にも静かに影響を与えていくプロセスといえるでしょう。
読者への問いかけ:あなたなら何でつながる?
今回の中国・米国若者音楽交流プログラムは、音楽があれば言葉の壁をこえてつながれることをあらためて示しました。読者のみなさんにとっては、音楽以外にも、スポーツ、ゲーム、アニメ、研究など、世界の人とつながる「自分なりの共通言語」があるかもしれません。
ニュースを読むだけでなく、「もし自分が参加するとしたら、どんなことができるだろう」と想像してみることが、次の一歩につながります。今回の西安での交流は、そのヒントのひとつと言えそうです。
Reference(s):
China-U.S. youth music exchange program strikes a chord of friendship
cgtn.com








