中国の補給船・天舟9号が発射場へ移動 天宮宇宙ステーションに物資補給へ video poster
中国の補給船・天舟9号が発射場へ移動 天宮宇宙ステーションに物資補給へ
中国の最新の宇宙貨物船・天舟9号を搭載した長征7号ロケットが、南部・海南省の文昌航天発射場で発射エリアへ無事にロールアウトしました。天舟9号は今後、宇宙ステーション天宮(Tiangong)に新たな物資を届ける予定で、中国の宇宙開発の現在地を示す動きとして注目されています。
何が起きたのか
中国の英語メディア・CGTNによると、天舟9号を積んだ長征7号ロケットは、海南省にある文昌航天発射場の組立棟から発射エリアへと移動を完了しました。ロケットと補給船は、打ち上げに向けた最終段階の点検と準備に入るとみられます。
現地からは、CGTNの陳一林(Chen Yilin)記者が状況を伝えており、打ち上げに向けた作業が順調に進んでいる様子が伝えられています。
天舟9号はどんな役割を担うのか
天舟シリーズは、中国の宇宙ステーション天宮へ物資や燃料を運ぶための無人補給船です。今回の天舟9号も、主に宇宙飛行士の生活物資や科学実験に使う機器など、宇宙ステーションの運用に欠かせない「新鮮な補給物資」を運ぶことが予定されています。
- 宇宙飛行士の生活物資(食料や衣類など)
- 科学実験に用いる装置や試料
- 宇宙ステーションの運用を支える各種機材
こうした物資補給ミッションは、長期運用される宇宙ステーションにとって、いわば生命線です。定期的な補給があるからこそ、宇宙飛行士は軌道上での生活と研究活動を続けることができます。
海南・文昌発射場からの打ち上げの意味
文昌航天発射場は、中国南部の海南島に位置する宇宙基地で、海に面した立地を生かして大型ロケットの打ち上げを担ってきました。天舟9号を載せる長征7号ロケットも、これまで複数の補給ミッションを支えてきた機体です。
今回のロールアウトは、天宮宇宙ステーションへの補給体制が、2025年現在も途切れることなく維持されていることを示す動きだと受け止められます。
2025年の宇宙ステーション運用と中国の狙い
2025年現在、中国は天宮宇宙ステーションの本格運用フェーズに入っており、有人飛行と物資補給を定期的に行っています。今回の天舟9号ミッションは、その日常運用を支える「裏方」として重要な役割を担います。
宇宙ステーションでの継続的な実験と技術検証は、将来の深宇宙探査や月探査計画の基盤にもなります。安定した補給ミッションが繰り返されることは、中国の宇宙開発だけでなく、国際ニュースとして世界の宇宙開発動向を読み解くうえでも見逃せないポイントです。
押さえておきたい3つのポイント
通勤時間やスキマ時間で国際ニュースをチェックする読者向けに、今回の動きを3点に整理します。
- 天舟9号を載せた長征7号ロケットが、海南省の文昌航天発射場で発射エリアへロールアウトした。
- 天舟9号は、宇宙ステーション天宮に新鮮な物資を届けるための無人補給船であり、今後の打ち上げが予定されている。
- 定期的な補給ミッションは、2025年の宇宙ステーション運用と今後の宇宙開発戦略を支える基盤となっている。
スマートフォンで日本語ニュースを追う私たちにとっても、こうした一つひとつの補給ミッションは、各国・各地域の宇宙開発の「今」を知る手がかりになります。天舟9号の打ち上げ時期や天宮への到着の様子など、続報にも注目していきたいところです。
Reference(s):
Tianzhou-9 rolls out! China's latest space supply ship on the move
cgtn.com








