中国初の固定翼FPVレースが江西省で開催 300人超が参加 video poster
中国江西省の共青城市で2025年7月5日、中国初となる「固定翼FPVレーシングチャレンジ」が開幕しました。国内各地から300人以上のFPV飛行ファンが参加し、新しいドローンスポーツの可能性を示すイベントとなりました。
中国初の「固定翼FPVレーシングチャレンジ」とは
今回のレースは、中国で初めて本格的に開催された固定翼タイプのFPV(First Person View=一人称視点)レース大会です。会場となったのは、中国中部に位置する江西省共青城市で、全国から集まった300人以上の愛好家が腕を競いました。
参加者は、あらかじめ決められたコースを高速で飛行し、そのスピードと操縦精度を競います。固定翼機ならではのダイナミックな飛行が特徴で、競技性とエンターテインメント性を兼ね備えたイベントとなりました。
FPVレースってどんな競技?
ゴーグルで「自分が飛んでいる」感覚に
FPVレースとは、ドローンや小型の無人航空機に前方カメラを搭載し、操縦者がゴーグルやモニターを通じて機体からの映像を見ながら操縦する競技です。視点は機体の目線、つまり「一人称視点」となるため、自分自身が空を飛んでいるような感覚を味わえるのが特徴です。
これまで国際的なFPVレースでは、ホバリング(空中で静止)や急な方向転換が得意なマルチコプター型(プロペラが複数ついた機体)が主流でした。今回のレースは、飛行機に似た固定翼機に焦点を当てている点で注目されています。
固定翼機ならではのスピードと迫力
固定翼FPVレースの特徴は、なんといってもそのスピードと滑空性能です。翼で揚力を得るため、前方へ高速で飛び続ける必要があり、コース取りや高度管理がとても重要になります。
- マルチコプターよりも直線スピードが出やすい
- 大きな弧を描くようなターンが多く、映像に「飛行機らしさ」が出る
- 一度ミスをすると立て直しが難しい分、操縦技術が試される
こうした要素が組み合わさることで、観ている側にも「空を切り裂くようなスピード感」が伝わる競技になっています。
300人超が参加 広がるドローン・コミュニティ
今回の中国初の固定翼FPVレースには、300人以上のFPV飛行愛好家が全国から集まりました。参加者の多くはデジタルネイティブ世代で、趣味としてのドローン飛行から一歩進んで、競技としての可能性を追求しています。
こうした大会は、単なるスピード競争にとどまらず、技術交流の場としての意味も持ちます。
- 機体設計やチューニングのノウハウ共有
- 安全な飛行ルールやマナーの共有
- 次世代のエンジニアやクリエイター同士のネットワークづくり
地方都市である共青城市で開催されたことも象徴的です。大都市だけではなく、地方からも新しいテックカルチャーが生まれつつあることを示しています。
テクノロジー×スポーツとしての可能性
今回の固定翼FPVレーシングチャレンジは、中国国内のニュースであると同時に、テクノロジーとスポーツが融合した新しい国際的トレンドの一つとも言えます。ドローンレースは、オンライン配信との相性が良く、世界各地から観戦できる「デジタルスポーツ」として広がる余地があります。
日本を含むアジア各地でも、ドローン関連の規制整備や安全対策が進む中で、こうした競技イベントは「技術教育」「エンタメ」「地域活性化」の三つを同時に促す可能性を持っています。中国での動きは、今後のアジアのドローンスポーツの方向性を考えるうえでも、参考になる事例と言えるでしょう。
押さえておきたい3つのポイント
- 2025年7月5日、中国江西省共青城市で中国初の固定翼FPVレースが開催
- 全国から300人以上のFPV愛好家が参加し、スピードと操縦技術を競った
- ドローンスポーツはテクノロジー教育や地域発のカルチャーとしても注目されつつある
国際ニュースやテクノロジーに関心のある日本の読者にとって、今回のレースは「中国のドローン文化の今」を知る一つの手がかりになります。アジア発の新しいスポーツ・カルチャーとして、この動きがどのように広がっていくのか、今後も追いかけていきたいテーマです。
Reference(s):
cgtn.com








