イラン外相「イスラエルとの停戦は脆いが、戦争は望まない」天津で発言 video poster
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イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相は今週、イスラエルとの停戦について「脆い」と警戒感を示しつつ、「戦争はイランの望みではない」と強調しました。国際ニュースとして、停戦と緊張緩和をめぐるイランのスタンスが改めて示された形です。
天津での上海協力機構外相会合後、CGTNに語る
アラグチ外相は、天津で今週開かれた上海協力機構(SCO)外相会合の後、CGTNの単独インタビューに応じました。このインタビューの中で、イスラエルとの停戦をめぐるイランの見方と対応方針について言及しました。
「停戦は脆い」イランは用心と準備を強調
アラグチ外相は、イスラエルとの停戦について「脆い」と表現し、その行方に強い警戒感を示しました。停戦が破られる可能性を念頭に、イランは非常に注意深く状況を見守っているとしています。
さらに外相は、停戦が崩れた場合に備えて「完全に準備している」と述べ、万一の事態への備えを強調しました。一方で、そのような事態はイランの望みではなく、戦争を求めていないとも繰り返しました。
「備えながら、望まない」二重のメッセージ
今回の発言は、イランが軍事的な備えを示しつつも、外交的には緊張緩和と停戦維持を重視していることを印象づける内容です。抑止力を示しながらも「戦争は望まない」というメッセージを同時に発することで、相手側にエスカレーションを避けるよう促しているとも受け止められます。
停戦が「脆い」と表現される状況では、小さな衝突や誤算が一気に緊張の再燃につながるリスクがあります。イラン側が「非常に注意深く、完全に準備している」と強調したことは、そのリスクに対する認識の表れといえます。
多国間の場から発せられたシグナル
アラグチ外相のインタビューは、上海協力機構の外相会合という多国間の場の直後に行われました。このタイミングで「戦争はイランの望みではない」と明言したことは、地域の緊張に関心を持つ国々や人々に向けたメッセージとしても位置づけられます。
一方で、停戦の「脆さ」と「完全な準備」をあえて同時に語ったことは、イランが自国の安全保障上の立場を守る姿勢を示すものであり、内外の世論の両方を意識したバランスの取れた表現とも言えます。
私たちが押さえておきたいポイント
- イスラエルとの停戦について、イラン外相は「脆い」と表現し、崩壊のリスクに言及した
- イランは停戦が破られた場合に「非常に注意深く、完全に準備」していると強調した
- 同時に「戦争はイランの望みではない」とし、緊張緩和を重視する姿勢も示した
- 発言は、天津での上海協力機構(SCO)外相会合後、CGTNとの単独インタビューで語られた
この国際ニュースは、停戦の行方だけでなく、「どうすれば戦争を避けられるのか」という問いを私たち一人ひとりに投げかけています。通勤時間の短いニュースチェックの中でも、こうした発言の背景やメッセージを意識しておくことが、世界を見る視点を少しずつ広げてくれます。
Reference(s):
Iranian FM: Ceasefire with Israel is fragile, war is not Iran's wish
cgtn.com








