中国本土で豪雨被害 福建省で洪水、広西チワン族自治区で都市災害 video poster
台風「ウィパー」の影響で、中国本土の各地が激しい雨に見舞われています。福建省では深刻な洪水が発生し、広西チワン族自治区では都市部での災害が相次ぎ、交通や生活に広い影響が出ています。国際ニュースとしても、極端な気象が地域社会に与えるインパクトが改めて問われています。
台風「ウィパー」がもたらした豪雨
台風「ウィパー」に伴う非常に激しい雨が、中国本土の広い範囲に降り続いています。今回の豪雨は、福建省や広西チワン族自治区を中心に、洪水や土砂災害を引き起こし、各地のインフラや住民生活を直撃しています。
福建省で深刻な洪水、広西チワン族自治区では都市災害
沿海部の福建省では、特に降水量が多く、各地で河川の増水や氾濫が発生しています。道路の冠水や住宅地への浸水により、移動が難しくなるなど、日常生活に大きな支障が出ています。
一方、内陸部に位置する広西チワン族自治区でも、激しい雨が都市部を直撃しました。排水能力を超える雨量が短時間に集中したことで、都市型の浸水や道路の損傷、停電など、さまざまな都市災害が起きているとされています。
福建省シアプ県で土砂崩れ 立ち入り制限が続く
福建省のシアプ県(Xiapu County)では、今週月曜日以降、雨が降り続き、複数の土砂崩れが発生しました。斜面が崩れたことで道路や周辺環境が大きな被害を受けています。
崩れた斜面からは現在も落石が続いていて、現場周辺の安全確保が難しい状況です。復旧作業にあたる担当者にとっても危険が大きく、道路やインフラの本格的な修復は思うように進んでいません。
当局は住民や通行人の安全を最優先し、被害が出た一帯を一時的に閉鎖しているとされます。立ち入り制限は、雨が弱まり、地盤の安定が確認されるまで続く見通しです。
続く雨が復旧を阻む
今回の豪雨災害の特徴は、雨がやまないことです。雨が続くことで地盤が緩みやすくなり、新たな土砂崩れの危険性が高まります。また、作業員が現場に近づけないため、道路の復旧やライフラインの点検・修理が遅れがちになります。
中国本土のこうした地域では、山あいの集落や斜面沿いの道路が多く、豪雨のたびに土砂災害リスクが高まる構造的な課題もあります。今回の台風による被害は、そうした脆弱性を改めて浮き彫りにした形です。
私たちが考えたい「豪雨時代」の防災
今回の豪雨や洪水、土砂崩れは、中国本土の出来事でありながら、アジア全体で共有される課題を映し出しているとも言えます。日本を含め、多くの国や地域で、短時間に集中する極端な雨が増えていると指摘されています。
都市部では排水設備の強化、山間部では危険箇所の点検や避難計画の見直しなど、日常的な備えがいっそう重要になっています。ニュースを通じて他国の災害の様子を知ることは、自分たちの足元の防災を見直すきっかけにもなります。
豪雨が続く中国本土の被災地では、今も復旧に向けた取り組みが続いています。被害がこれ以上拡大せず、一日も早く住民の安全と生活が確保されることが望まれます。
Reference(s):
Torrential rain triggers flooding, landslides in parts of China
cgtn.com








