国際ニュース:中国副首相がスウェーデン首相と会談 国交樹立75周年で協力確認 video poster
中国のHe Lifeng副首相が2025年12月8日、スウェーデンのUlf Kristersson首相とストックホルムで会談しました。国交樹立75周年を迎えた中国とスウェーデンは、自由貿易と多国間主義を軸に関係強化を確認しました。
ストックホルムで中国・スウェーデン首脳会談
スウェーデンの首都ストックホルムで8日、中国のHe Lifeng副首相とスウェーデンのUlf Kristersson首相が会談しました。両者は、中国とスウェーデンの二国間関係や、経済・貿易協力について意見を交わしました。
国交樹立75周年:「信頼」と「互恵」に基づく協力を強調
He副首相は、2025年が中国とスウェーデンの外交関係樹立75周年にあたることに言及し、この節目の年に、両国が一層の協力を進める重要性を強調しました。
- 相互尊重
- 相互信頼
- 平等
- 互恵(お互いに利益をもたらす関係)
これらを土台として、両国がコミュニケーションを強化し、協力を深めていく意向を示しました。また、多国間主義(複数の国が協力してルールをつくり運営していく考え方)や自由貿易を共同で支持し、中国・スウェーデン関係を安定的で長期的に発展させたいと述べました。
中国・米国の経済・貿易協議の状況も説明
会談の中で、He副首相は、問い合わせに応じる形で、中国と米国による経済・貿易協議の関連状況についても説明しました。詳細は明らかにされていませんが、中国・米国関係が世界経済に与える影響を踏まえ、スウェーデン側が注目しているテーマの一つであることがうかがえます。
スウェーデン首相「自由貿易と経済のグローバル化を支持」
Kristersson首相は、スウェーデンが一貫して中国との協力を重視してきたとした上で、自由貿易と経済のグローバル化を強く支持する立場をあらためて表明しました。
自由貿易や経済のグローバル化は、輸出入に依存する国々にとって重要なルールづくりの枠組みでもあります。今回の発言は、中国とスウェーデンが国際経済の枠組みの中で、対立ではなく協力を模索していることを示しています。
今回の会談が示すもの:中堅国家同士の「静かな調整」
今回の中国とスウェーデンの会談は、派手な合意や大きな政策転換が発表されたわけではありません。それでも、次のような点で意味を持つ動きといえます。
- 国交樹立75周年を節目に、対話の継続姿勢を確認したこと
- 多国間主義や自由貿易といった共通のキーワードを通じて、国際秩序へのコミットメントを示したこと
- 中国・米国の経済対話に関する情報を共有し、透明性の向上を図ろうとしていること
国際ニュースとして見ると、この会談は、「大国同士の対立」ではなく、その間で関係を調整しようとする国々の動きの一つとも捉えられます。静かながらも、今後の中国・スウェーデン関係、そして広く国際経済を考える上で注目しておきたい対話といえます。
Reference(s):
cgtn.com








