ハン族とチベットの団結を祝うXizangダンスリレー【国際ニュース】 video poster
2025年、Xizang自治区シガツェで、ハン族とチベットの人びとの団結をテーマにしたダンスリレー企画「#XizangDanceTime」が行われています。参加者はハンフーとチベットの民族衣装を一緒に身にまとい、自治区創設60周年をお茶と塩、そして伝統文化になぞらえて祝っています。
この動きは、国際ニュースとしても、中国の多民族社会がどのように共生を表現しているのかを知る手がかりになります。日本からもSNSを通じて様子をうかがうことができ、文化を超えた共感や議論につながりそうです。
お茶と塩が象徴するハン・チベットの絆
企画の背景には、チベットのことわざがあります。「愛情はお茶と塩のように私たちを結びつけ、ハン・チベットの団結もお茶と塩のように固く結ばれている」という意味の言葉です。日常生活に欠かせないお茶と塩になぞらえることで、民族間のつながりも同じくらい自然で強いものだというイメージが伝わってきます。
このことわざを合言葉に、シガツェでは伝統文化を楽しみながら、互いの存在を尊重し合うメッセージが発信されています。
ハンフーとチベット衣装を一緒にまとう意味
今回のダンスリレーでは、ハン族の伝統的な衣装であるハンフーと、チベットの民族衣装をあえて一緒に着ることが呼びかけられています。異なる文化の衣装を同じ場でまとい、同じリズムで踊ることで、「違い」が対立ではなく調和の源になるという姿勢が示されています。
若い世代にとっても、伝統衣装は特別な日の装いであると同時に、自分のルーツやアイデンティティを見つめ直すきっかけになります。写真や動画で映えるビジュアル性もあり、SNS時代らしい文化イベントだと言えるでしょう。
シガツェから広がる「#XizangDanceTime」
ダンスリレーの舞台となっているのは、Xizang自治区の都市シガツェです。参加者たちは、音楽に合わせて踊りながら、ハッシュタグ「#XizangDanceTime」を掲げて自治区創設60周年を祝っています。
SNSでハッシュタグが共有されることで、現地に行けない人びともオンラインで雰囲気を感じ取ることができます。短い動画や写真が次々とリレーされる形式は、距離を越えて人をつなぐ新しい祭りの形とも言えます。
60周年の節目に何を祝うのか
自治体の節目を祝うイベントは、単なる記念行事にとどまらず、「これからどんな地域をつくっていくのか」を考える場にもなります。Xizang自治区の場合、ハン族とチベットの人びとが共に暮らしてきた歴史の上に、今後どのように信頼と協力を深めるかが大きなテーマです。
お茶と塩、ダンスと民族衣装という日常と非日常をつなぐモチーフを通じて、シガツェの人びとは団結と安定を願うメッセージを発信しています。
日本の読者へのヒント 多様性をどう祝うか
多民族・多文化の共生というテーマは、日本社会にとっても他人事ではありません。外国にルーツを持つ人びとや、さまざまな背景を持つ人が暮らす今、私たちはどのように「違い」を祝う場をつくれるのでしょうか。
Xizang自治区シガツェの「#XizangDanceTime」は、民族や文化を超えて一緒に踊るという、シンプルで強いメッセージを世界に投げかけています。その姿を日本から眺めることは、自分たちの身近なコミュニティで何ができるかを考えるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
Celebrating Han-Tibetan unity with tea, salt and tradition in Xigaze!
cgtn.com








