中国・戦勝80周年Vデー軍事パレードへ 儀仗兵が本格訓練 video poster
中国・北京の天安門広場で2025年9月3日に予定されたVデー軍事パレードに向けて、儀仗兵部隊が本格的な訓練に取り組みました。戦勝80周年を記念するこの国際ニュースの背景と意味を、日本語で分かりやすく整理します。
戦勝80周年Vデー軍事パレードとは
2025年は、中国人民の抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利から80年となる節目の年です。この節目を記念して、中国は北京中心部の天安門広場でVデー(Victory Day、戦勝記念日)の軍事パレードを計画しました。
今回のVデー軍事パレードは、部隊の行進や装備の展示などを通じて、歴史を振り返りつつ、国防の姿や国家としてのメッセージを内外に示す大規模な行事と位置づけられています。
天安門広場を彩る「儀仗兵」とは
軍事パレードでひときわ目を引くのが、先頭を行進する儀仗兵部隊です。儀仗兵は、国家レベルの式典や外国からの来賓を迎える場面などで、国の顔として登場する象徴的な存在です。
整然とそろった制服、わずかな乱れも許されないフォーメーション、ぴたりと揃った足並みや敬礼の動作など、儀仗兵の動きは、見る人に強い印象を与えます。だからこそ、その裏側には長期間にわたる厳しい訓練があります。
「本格訓練の真っ最中」となった儀仗兵
Vデー軍事パレードが2025年9月3日に天安門広場で予定される中、中国の儀仗兵部隊は事前に本格的な訓練に入りました。行進の速度や歩幅、姿勢、視線の向きまでを細かくそろえるため、同じ動作を何度も繰り返す地道な練習が続きました。
こうした訓練の狙いは、次のような点にあります。
- 隊列全体の歩調と間隔をそろえ、一体感のある行進を実現すること
- 長時間の行進でも乱れない体力と集中力を養うこと
- 国を代表する部隊として、自信と誇りを体現する所作を身につけること
一人ひとりの動きが完璧にそろって初めて、テレビや現地で見るあの「一糸乱れぬ行進」が成り立ちます。
「中国人民の抗日戦争」と世界反ファシズム戦争80年の意味
今回の軍事パレードは、中国が「中国人民の抗日戦争」と呼ぶ戦いと、世界反ファシズム戦争の勝利から80年という節目を記念するものです。第二次世界大戦期の経験は、中国社会にとって今も重要な歴史的記憶として位置づけられています。
戦勝80周年を記念する行事には、次のような意味合いが重ねられています。
- 戦争の犠牲者を追悼し、歴史を忘れないという意思を示すこと
- 平和の大切さを強調し、同じ悲劇を繰り返さないというメッセージを発信すること
- 国内の世代間で歴史認識を共有し、社会の一体感を高めること
国内外へのメッセージとしての軍事パレード
軍事パレードは、その名の通り「軍事」の側面が注目されがちですが、同時に政治的・社会的なメッセージを発信する場でもあります。今回のVデー軍事パレードについても、次のような見方ができます。
- 国内向けには、歴史を踏まえたうえで国家の歩みを確認し、団結を呼びかける役割
- 対外的には、歴史の記憶とともに現在の国防体制を示す「ショーケース」としての側面
- 国際社会に向けて、反ファシズムや反戦の立場を改めて表明する機会
こうしたメッセージがどのように受け止められるかは、各国・各地域の歴史認識や安全保障環境によっても変わってきます。
日本の読者が押さえておきたい視点
日本語で国際ニュースを追う私たちにとって、中国のVデー軍事パレードは、単に「軍事力の誇示」としてだけでなく、歴史の語り方や記念の仕方を考える題材にもなります。
- 中国がどのような言葉で「戦勝80周年」を説明しているのかに注目する
- 儀仗兵や市民の姿から、国内でどのように記念行事が受け止められているかを読み取る
- 各国の戦争記念日や追悼行事と比較し、歴史の伝え方の違いを考えてみる
ニュースをきっかけに、歴史と現在の安全保障、そして平和のあり方を自分なりに考えてみることが、これからの国際社会を理解するうえで大切になっていきます。
Reference(s):
cgtn.com








