中国・韓国関係は「善隣友好と違いの棚上げ」 王毅外相が強調 video poster
中国の王毅外相は、韓国のリー・ジェミョン大統領の特使として北京を訪れた朴炳錫(パク・ビョンソク)前国会議長との会談で、中国・韓国関係を発展させるには「善隣友好」を維持し、「共通点を追求しつつ相違点を残す」姿勢、さらに協力の拡大が「正しい選択」だと強調しました。
王毅外相「善隣友好と求同存異が正しい選択」
王毅外相は日曜日、北京で行われた会談の中で、中国と韓国の関係についての基本的な方向性を改めて示しました。発言の柱となったのは、次の三つの考え方です。
- 善隣友好を維持すること
- 共通点を重んじつつ、違いは残したまま受け止めること(求同存異)
- 協力の分野と規模をさらに拡大していくこと
王毅外相は、こうした方針こそが今後の中国・韓国関係を発展させるうえでの「正しい選択」だと述べ、中国と韓国が隣国として安定した関係を築くことの重要性を強調しました。
北京で韓国大統領特使と会談
今回の発言は、韓国のリー・ジェミョン大統領の特使として北京を訪れた朴炳錫前国会議長との会談の場で示されました。朴氏は韓国国会のトップを務めた経験を持ち、今回は大統領のメッセージを伝える特使として中国を訪問しました。
中国側の外相と韓国側の大統領特使という組み合わせの会談は、両国関係の方向性を確認し合う場として注目されます。王毅外相が中国・韓国関係のあり方をわかりやすい言葉で示したことは、両国が今後も対話を継続しようとする意思の表れとも言えます。
キーワードは「求同存異」と「協力拡大」
王毅外相が示した方針の中でも、とくに中国外交でよく使われる言葉が「求同存異」です。直訳すると「共通点を求め、相違点を残す」という意味で、
- 全ての対立点を一度に解決しようとするのではなく、まず一致できる部分から協力を進める
- 立場の違いがあっても、それを理由に関係全体を否定しない
という考え方を示しています。王毅外相は、この「求同存異」に加えて、「協力の拡大」を強調しました。これは、経済、人的交流、地域の安定など、具体的な分野での協力を積み重ねることで、両国関係をより実質的に深めていこうというメッセージと受け止められます。
なぜ中国・韓国関係が重要なのか
中国と韓国は地理的に近い隣国であり、経済や文化、人的往来でも密接につながっています。そのため、両国関係が安定することは、両国だけでなく、広く地域全体の安定や繁栄にも関わってきます。
今回、王毅外相が「善隣友好」「求同存異」「協力拡大」という三つのキーワードをまとめて打ち出したことは、立場や見解の違いがあっても、それを乗り越えて協力を続けていこうとする姿勢を示したものと言えます。今後、中国と韓国がこの方針をどのように具体的な政策や協力プロジェクトにつなげていくのかが、注目されます。
Reference(s):
Upholding friendship, reserving differences right for China-ROK ties
cgtn.com








