天津が海河をライトアップ SCOサミット2025を迎える夜 video poster
天津が海河をライトアップ SCOサミット2025を迎える夜
2025年8月、上海協力機構(SCO)サミットの開催を前に、中国北部の港湾都市・天津の海河(かいが)沿いで大規模なライトショー「海河の夜」が行われました。今年の国際ニュースとしても注目を集めた会議を前に、開催都市は夜景を通じてどのようなメッセージを発信しようとしたのでしょうか。
海河沿いを彩る「海河の夜」ライトショー
「海河の夜」は、8月19日から始まった光のイベントで、天津市内を流れる海河の両岸に設置された照明やプロジェクションが一体となり、川沿いの建物や橋をダイナミックに照らしました。港湾都市・天津の中心を流れる川が、夜になると巨大な光のキャンバスへと姿を変えます。
ライトショーは、観客を時間旅行へと誘うような構成になっているとされ、天津の歴史や現在、そして未来をテーマにした映像表現が展開されました。川面に映る光と、リズムに合わせて変化する建物の色彩が重なり合い、訪れた人びとに印象的な夜景を見せています。
SCOサミット2025、史上最大規模の会合へ
このライトショーは、8月31日と9月1日に天津で予定されていた2025年上海協力機構(SCO)サミットを祝う取り組みの一環でした。主催者の発表によれば、20を超える外国の首脳と10の国際機関のトップが出席すると見込まれており、SCOの歴史の中で最大規模の首脳会合になるとされていました。
SCOは、安全保障や経済、文化交流など幅広い分野で協力を進める多国間の枠組みです。今回のサミットは、参加する国と地域の首脳が一堂に会し、地域の安定や連携強化について意見を交わす場として位置づけられていました。
光の演出が示す天津のねらい
国際会議の開催時には、開催都市が自らの魅力を世界に伝えるため、街全体を使った演出が行われることが少なくありません。天津が準備した「海河の夜」も、海河の景観と都市のシンボルを前面に押し出し、訪問団やメディアに向けて都市の姿を視覚的に印象づける試みといえます。
同時に、このライトショーは、天津に暮らす人びとにとっても、自分たちの街をあらためて見つめ直すきっかけになったと考えられます。日常の通勤路や散歩道が、国際ニュースの舞台となる光の空間へと変わることで、都市と世界とのつながりを肌で感じる機会になったのではないでしょうか。
2025年も終わりに近づくなかで、夏に行われた「海河の夜」を振り返ると、天津という都市が国際社会のなかでどのような役割を果たしていこうとしているのかが、光の演出から静かに伝わってきます。
Reference(s):
cgtn.com








