彭麗媛さんがSCOサミット2025首脳配偶者を天津・ハイ河クルーズに招待 video poster
SCOサミット2025、天津で配偶者たちの「ハイ河クルーズ外交」
中国の習近平国家主席の夫人である彭麗媛(ポン・リーユアン)さんは、上海協力機構(SCO)サミット2025に出席している各国首脳の配偶者らを招き、港湾都市・天津を流れるハイ河(Haihe River)でのクルーズに案内しました。月曜日の午後に行われたこの行事は、首脳会議とは別のかたちで、参加国同士の距離を縮める「ソフトな外交」の場となりました。
笑顔の出迎えと子どもたちの歌声
天津市内の桟橋では、彭麗媛さんが各国のゲスト一人ひとりと握手を交わし、温かく出迎えました。その後、一同はそろって記念撮影に臨み、穏やかな雰囲気の中で交流を深めました。
桟橋では、子どもたちが中国と各国の国旗を振りながら、明るい歌声を響かせて歓迎しました。ハイ河を背景にしたこの光景は、サミットの公式議題とは少し離れたところで育まれる、人と人とのつながりを象徴する場面といえます。
港湾都市・天津とハイ河が映す中国の今
ハイ河は、天津市の中心部をゆったりと流れる川で、沿岸には近代的なビル群と歴史的な建物が並びます。今回のクルーズは、参加国の配偶者たちに、中国の港湾都市としての表情と、市民の日常の息づかいを間近に感じてもらう機会になりました。
国際会議では、会場の会議室や公式夕食会だけでなく、開催都市そのものの印象が、各国の対話のムードを左右することがあります。水辺の風景や市民の笑顔に触れる時間は、政治や安全保障の難しい議論とは別のレベルで、信頼感を積み上げる役割を果たします。
「配偶者外交」がもたらす静かな効果
今回のように、首脳の配偶者が主役となるプログラムは、いわゆる配偶者外交として知られています。公式声明や合意文書のように目に見えやすい成果ではありませんが、文化や教育、観光といった分野での交流を促し、中長期的な関係づくりを支える土台になりやすいのが特徴です。
ハイ河クルーズというリラックスした環境の中で交わされた会話や体験は、各国の首脳同士の対話を支える「見えない潤滑油」として働く可能性があります。こうした場面に注目してニュースを追うと、国際会議の印象が少し違って見えてくるかもしれません。
サミット報道を読むもう一つの視点
上海協力機構サミット2025では、安全保障や経済協力だけでなく、人文交流や観光といったテーマも背景にあります。天津での配偶者向け行事は、その一端を具体的に示すものといえるでしょう。
サミットのニュースを読むとき、首脳会談の結果や合意文書だけでなく、今回のような市民との交流や開催都市の表情にも目を向けてみると、国際ニュースがより立体的に感じられます。配偶者たちが見たハイ河の風景は、各国にどのように語られていくのか──その後の対話にも静かに影響していきそうです。
Reference(s):
cgtn.com







