習近平氏と金正恩氏が北京で会談 第二次世界大戦の「勝利の成果」を守る決意 video poster
北京で行われた中国の習近平国家主席と朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の金正恩氏の会談は、第二次世界大戦の勝利の成果を守る決意と、両党・両国の友好協力を強める意図を示す場となりました。
2025年のいま、歴史認識と安全保障が重なり合う東アジアで、このメッセージはどんな意味を持つのでしょうか。ポイントを整理して見ていきます。
習近平氏と金正恩氏が北京で会談
中国の習近平国家主席は木曜日、北京で朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)の金正恩氏と会談しました。金氏は朝鮮労働党総書記であり、DPRKの国務委員長も務めています。
習近平氏は、金正恩氏の中国訪問が第二次世界大戦の勝利を記念する行事を力強く支えるものであり、DPRKがその「勝利の成果」を守ることに揺るぎない姿勢を示したと評価しました。さらに、この訪問は、両国の政党と国家の友好協力をいっそう促進するための重要な機会だと強調しました。
「第二次世界大戦の勝利の成果」を守るとは
習近平氏が言及した「第二次世界大戦の勝利の成果」とは、戦争の終結によって築かれた国際秩序や、反ファシズムの戦いの結果として生まれた原則などを指す言い方です。中国とDPRKにとって、これは歴史の評価だけでなく、現在の安全保障環境や外交姿勢とも深く結びついたテーマです。
今回の会談でDPRKの「揺るぎないコミットメント」が強調されたことは、歴史の記憶を共有し、それを通じて両国の連帯を確認する狙いがあると受け止めることができます。歴史をどう語るかは、現在の国際政治においても重要なメッセージになっています。
両党・両国の友好協力をどう深めるか
習近平氏は、金正恩氏の訪問が「両党と両国の友好協力をさらに促進する重要な機会」だと述べました。これは、中国側の政党と朝鮮労働党の間の関係、そして両国の国家関係という二つのレベルで協力を強めていく意欲を示した言葉です。
具体的な協力分野は示されていないものの、こうした表現には、政治対話の継続や、歴史をテーマにした記念行事・交流などを通じて関係を安定させていきたいという意図がにじみます。変化の大きい地域情勢のなかで、「友好」と「協力」をあらためて前面に出した格好です。
今回の会談が示したメッセージ
- 第二次世界大戦の歴史とその評価を、現在の外交の文脈で重視していること
- 中国とDPRKが、両党と両国という二つのレベルで関係強化を図ろうとしていること
- 記念行事への参加や首脳訪問を通じて、連帯を国際社会に示そうとしていること
私たちがこのニュースから考えたいこと
2025年のいまも、第二次世界大戦の記憶は、教科書や式典の中だけでなく、各国の首脳外交や安全保障政策の背景として生き続けています。北京での今回の会談は、その一端を象徴的に示したと言えるでしょう。
歴史をどう語り、どのような「成果」を守ろうとするのか。それは、過去の出来事だけでなく、現在と将来の国際秩序をどう描くのかという選択でもあります。東アジアの国際ニュースを追うとき、この視点を頭の片隅に置いておくことで、首脳同士の言葉の重みが少し違って見えてくるかもしれません。
Reference(s):
Visit shows DPRK's resolve to defend outcomes of WWII victory
cgtn.com








