神舟20号、4回目の船外活動に成功 中国宇宙ステーションの運用前進 video poster
神舟20号クルー、4回目の船外活動に成功 中国宇宙ステーションの運用が前進
中国の宇宙ステーションに滞在する神舟20号の宇宙飛行士が、金曜日未明に4回目となる船外活動(スペースウォーク)に成功しました。国際ニュースとしても、宇宙開発の着実な前進を示す出来事です。
6時間に及ぶ作業を完遂
中国有人宇宙機関(CMSA)によると、中国の宇宙ステーションに滞在中の神舟20号クルーは、今回の任務で4回目となる船外活動を金曜日未明に実施しました。
宇宙飛行士の陳冬(Chen Dong)氏、陳仲瑞(Chen Zhongrui)氏、王傑(Wang Jie)氏の3人は、およそ6時間にわたって船外での作業を行い、宇宙ステーションに備え付けられたロボットアームと地上管制チームの支援を受けながら、午前1時35分までに割り当てられた作業をすべて完了したと発表されています。
4回目の船外活動が無事に終わったことで、神舟20号ミッションが軌道上で順調に進んでいる様子がうかがえます。
宇宙ステーション運用に欠かせない船外活動
船外活動とは、宇宙飛行士が宇宙服を着て宇宙船や宇宙ステーションの外に出て作業することを指します。真空の宇宙空間で行われるため、時間管理や安全確保が特に重要です。
一般的に、船外活動では次のような作業が行われます。
- 船体や設備の点検・保守
- 新しい機器や実験装置の取り付け
- 不要になった機器の取り外しや回収
今回の神舟20号クルーによる約6時間の船外活動も、こうした宇宙ステーションの長期運用に関わる作業の一部とみられます。
3人の宇宙飛行士と「チームプレー」
発表によると、今回の作業には宇宙飛行士3人のほか、宇宙ステーションのロボットアームと地上の管制チームが関わりました。
宇宙飛行士は船外で実際の作業を行い、ロボットアームが重い機器の移動などをサポートし、地上チームが全体の進行管理や安全監視を担う――こうした役割分担によって、複雑な船外活動が成り立ちます。
とくに今回は、6時間という比較的長時間の活動にもかかわらず、予定されたタスクをすべて終えたとされており、クルーと支援チームの連携の成熟ぶりを示す結果といえそうです。
アジア発の宇宙開発が日常のニュースになる時代
神舟20号クルーによる4回目の船外活動の成功は、中国の宇宙ステーション計画が継続的に進んでいることを示す出来事です。アジア発の宇宙開発が、国際ニュースの中で日常的に取り上げられる段階に入っているとも言えます。
宇宙空間での活動は、単に科学技術のアピールにとどまらず、
- 地球観測や気候変動の理解
- 新素材・新技術の研究
- 将来の月・火星探査への準備
といった幅広い分野に影響を与える可能性があります。
私たちの日常と「6時間の宇宙作業」
スマートフォンでニュースをスクロールしていると、宇宙ステーションでの6時間の船外活動は、どこか遠い世界の出来事のようにも感じられます。
しかし、こうした一つ一つのミッションの積み重ねが、将来の宇宙利用や地上の技術革新、さらには災害観測や通信インフラなど、私たちの日常生活を支える基盤につながっていきます。
神舟20号クルーの4回目の船外活動成功というニュースをきっかけに、宇宙開発をめぐる各国・地域の動きや、その先にある私たちの暮らしへの影響に、少し目を向けてみるのも良さそうです。
※この記事は2025年12月8日時点の発表内容をもとに構成しています。
Reference(s):
cgtn.com








