第2回上海国際ライトフェス 光と影が映す夜の都市の姿 video poster
この秋、上海の夜がいつも以上にまぶしく輝きました。第2回上海国際ライトフェスティバルが10月18日まで開催され、光と影のアートが都市空間を変え、街の活気と商業エリアのにぎわいを生み出しました。
上海の夜を彩った第2回ライトフェスティバル
第2回上海国際ライトフェスティバルの今年のテーマは、英語で「Light Up Shanghai」と名付けられたとされています。言葉どおり、光で上海を照らし出し、そのエネルギーと躍動感を可視化しようとする試みでした。
期間中、夜の上海はあちこちでライトアップが行われ、人々が仕事帰りや週末に街へ出かけたくなるような雰囲気がつくられていました。単なるイルミネーションではなく、アートとしての光が前面に出ている点が特徴です。
光と影のアートが変えた都市空間
今回のライトフェスティバルでは、ビルの外壁や広場、歩行者空間など、都市のさまざまな場所が光と影のキャンバスになりました。光の色や強さ、動きが工夫され、見慣れた風景がまったく違って見える瞬間が生まれました。
光のアートは、写真や動画との相性も良く、スマートフォンで撮影する人の姿があちこちで見られたと想像されます。SNSで共有されることで、「いま、この街で何が起きているのか」が瞬時に広がり、都市のイメージづくりにもつながっていきます。
ナイトタイムエコノミーを後押し
主催者側は、ライトフェスティバルを通じて上海の活力を見せると同時に、商業のにぎわいを高めることも意識していたと考えられます。実際、光のアートが人々を夜の街へと誘うことで、飲食店や商業エリアにとってはビジネスチャンスが広がります。
「夜は家で過ごす」から「夜に街へ出かける」へ。ナイトタイムエコノミー(夜間経済)は、アジアの大都市で重要なキーワードになりつつあります。上海のライトフェスティバルは、光の演出を通じてその流れを後押ししたと言えるでしょう。
光で都市のストーリーを語る
光のイベントが注目される背景には、都市が自らのストーリーをどう発信するかという課題があります。歴史ある建物や新しい高層ビル、川沿いの遊歩道――それぞれに異なる物語があり、光はそれをわかりやすく切り取る手段になります。
今回のライトフェスティバルでは、上海という都市が持つスピード感や、多様な人々が行き交うダイナミズムが、光と影を通じて表現されました。短い時間のイベントであっても、その印象は、訪れた人の記憶に長く残ります。
上海の夜から見える、これからの都市の楽しみ方
第2回上海国際ライトフェスティバルはすでに幕を閉じましたが、「Light Up Shanghai」というテーマはこれからの都市体験を考えるヒントにもなります。夜の街を歩くことは、観光スポットを見るだけではなく、その都市で暮らす人々のリズムを感じる行為でもあります。
今後も上海で同様のイベントが続けば、夜の景色はさらに変化していくでしょう。訪れる側としては、ガイドブックに載った定番の夜景だけでなく、光の当てられ方や人の集まり方に目を向けてみることで、その都市の今をより立体的に感じることができます。
光に照らされた上海の夜は、アジアの大都市がこれからどのように自らを表現し、世界に発信していくのかを考えるきっかけを静かに投げかけています。
Reference(s):
cgtn.com







