中国本土で夜間観光が大人気 国慶節・中秋節8連休の現場 video poster
2025年10月の国慶節・中秋節の8連休で、中国本土の各都市が夜の観光コンテンツを充実させ、ライトショーや文化公演、屋台グルメで多くの旅行者を魅了しました。
国慶節・中秋節8連休で夜間観光が主役に
2025年10月1〜8日の国慶節と中秋節の連休期間中、中国本土(中国)では、夜の時間帯の観光が各地で大きなにぎわいを見せました。都市ごとに特色あるイベントが組まれ、家族連れや若い旅行者を中心に数百万人規模の人々が夜の街に繰り出しました。
昼間の名所巡りに加え、夕方以降の体験を組み合わせる「昼+夜」の旅行スタイルが、連休中の新しい定番として定着しつつある様子がうかがえます。
まち全体を舞台にしたライトショーと文化公演
今回の連休で特に目立ったのが、夜空や川沿いの景観を活用したライトショーです。歴史的な建物や橋が色とりどりにライトアップされ、音楽と連動した演出が来場者の視線を集めました。
ライトアップとあわせて、伝統芸能や音楽、ダンスなどの文化公演も各地で行われました。広場や公園が即席のステージとなり、観光客だけでなく地元の人びとも一緒になって夜の時間を楽しんだとされています。
屋台グルメと夜市がつくる「歩いて楽しい夜」
夜間観光を支えたもう一つの主役が、ローカルフードです。各都市の名物料理やスナックを提供する屋台が並び、夜市のエリアには行列ができました。
旅行者にとっては、ライトショーや公演を楽しみながら、地域ごとの味を少しずつ試せることが大きな魅力です。写真映えするスイーツや飲み物も多く、SNSに投稿することを前提に旅を計画する若い世代のニーズにも応えているようです。
なぜ夜間観光がこれほど支持されるのか
中国本土で夜間観光が広がる背景には、いくつかの要因があります。
- 日中よりも気温が下がり、屋外で過ごしやすい時間帯であること
- 同じ観光地でも、昼と夜でまったく違う雰囲気を楽しめること
- ライトショーや公演、グルメなど複数の体験を一度に楽しめる「お得感」があること
- SNSを通じて話題が広がりやすく、行ってみたくなるきっかけが増えていること
こうした要素が重なり、連休期間中の夜間観光は単なる「おまけ」ではなく、旅行計画の中心に据えられる存在になりつつあります。
アジアの観光トレンドとしても注目
今回の動きは、中国本土の国内旅行だけでなく、アジアの観光トレンドを考える上でも見逃せません。まち全体を「夜のテーマパーク」のように演出し、観光と生活空間をゆるやかに重ね合わせる取り組みは、他の都市にも応用しやすいモデルだからです。
日本をはじめとする各国・地域の観光地にとっても、夜の時間帯の魅力づくりや、ライトアップと文化イベント、食を組み合わせた体験設計は大きなヒントになります。国際ニュースとして中国本土の動きをフォローすることで、アジア全体の観光の変化も見えてきます。
これからの旅行をどう楽しむか
2025年の国慶節・中秋節連休で明らかになったのは、旅行者が求めているのが「長く滞在し、複数の体験を組み合わせる旅」であるということです。夜間観光は、そのニーズに応える有力な選択肢になりつつあります。
日本から中国本土を訪れるときは、日中の観光スポットだけでなく、夜のライトショーや夜市、文化公演をチェックしておくことで、旅の満足度が大きく変わってきます。ニュースで伝えられる夜のにぎわいの背景に、どのような都市の工夫や人びとの暮らしがあるのかを想像しながら見ると、一つの国際ニュースが、次の旅のヒントにもなっていきます。
Reference(s):
cgtn.com








