APECの若者の声をつなぐ「Act to Action」とは? CGTNの新イニシアチブ video poster
APECの若者の声をつなぐ「Act to Action」とは
APECエコノミーの若者の声を国際社会に届ける新たな試みとして、中国本土を拠点とする国際メディアCGTNが「Act to Action」というグローバル・イニシアチブを立ち上げました。本記事では、その概要と狙いをニュース視点で整理します。
CGTNが立ち上げた若者向けグローバル・イニシアチブ
「Act to Action」は、APEC加盟エコノミーの若者に焦点を当てた取り組みです。さまざまなバックグラウンドを持つ若い世代が、自らのアイデアや行動を共有し合うことで、新しい信頼関係や共通の基盤を育てていくことを目指しています。
このイニシアチブでは、参加する若者たちがクリエイティブな表現や協働を通じて、自分たちの地域や社会で取り組んでいる「アクション」を発信します。そのストーリーを国境を越えて届けることで、他の地域の若者にもインスピレーションを与えることが期待されています。
キーワードは「創造性」と「協働」
「Act to Action」は、単に意見を述べる場ではなく、創造性と協働を軸としたプラットフォームとして位置づけられています。
- 創造性:動画、文章、アートなど、多様な表現を通じて自分たちの取り組みを伝える。
- 協働:異なるAPECエコノミーの若者同士が、共通の関心や課題をきっかけに連携する。
- 信頼と共通基盤:互いのストーリーを知ることで、相手への理解を深め、共通の土台を見いだす。
こうしたプロセスを重ねることで、「一人の行動」から始まった小さな試みが、地域をまたぐ大きな変化につながっていく可能性があります。
なぜ今、APECの若者の声なのか
アジア太平洋地域は、デジタル経済、気候変動、人口動態の変化など、多くの課題とチャンスが交差する場所です。APECメンバーの社会や経済は相互に結びつきが強く、その将来像を描くうえで若い世代の視点がますます重要になっています。
若者が自らの経験や挑戦を国際的な場で共有することは、次のような意味を持ちます。
- 政策やビジネスだけでは見えにくい現場のリアルを伝える。
- 国や地域を超えた「共感」を生み、対立ではなく対話を促す。
- 同世代の「自分も動いてみよう」という意識変化を後押しする。
「一人の行動」と「一つの物語」が持つ力
「Act to Action」は、Every action begins with one person(すべての行動は一人から始まる)、Every story has the power to shape our shared future(すべての物語には私たちの共通の未来を形づくる力がある)というメッセージを掲げています。
大きな課題を前にすると、個人の力は小さく見えがちです。しかし、一人ひとりの行動や物語が積み重なっていくことで、社会全体の空気や常識が少しずつ変わっていくことも事実です。国際メディアが若者の声に光を当てることで、その変化のプロセスが可視化されやすくなるとも言えます。
ニュースとしてどう受け止めるか
このイニシアチブは、APECエコノミーの若者が自分たちの言葉で未来を語る場を広げる試みとして位置づけられます。国際ニュースというと、首脳会合や経済指標に注目が集まりがちですが、そこに加えて「市民、とくに若者の視点」がどのように発信されるかも、これからのニュースの重要な要素になりそうです。
読者一人ひとりにとっても、遠い国の話としてではなく、「同じ時代を生きる同世代のストーリー」として受け止めることで、アジア太平洋地域のニュースをより立体的に感じられるのではないでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








