重慶のドローンショーが必見に 欧州研究者も魅了された夜空の演出 video poster
中国南西部の都市、重慶で今年スタートしたドローンライトショーが、観光客だけでなく欧州の研究者も魅了し、日本語で国際ニュースを追う読者の間でも注目を集めています。長江と嘉陵江が合流する川沿いの夜空を、数千機のドローンが土曜と主要な祝日に彩り、都市の物語を描き出しています。
長江と嘉陵江が交わる場所で生まれた新名物
このドローンショーは今年、長江と嘉陵江が出会う重慶の川沿いエリアで始まりました。開始からほどなくして、毎週土曜日と主要な祝日に行われる定例イベントとして定着し、重慶を訪れる人々の新たな必見スポットになりつつあります。
上空には、数千機のドローンが精密な編隊を組み、重慶の象徴的なランドマークや街並みが次々と描かれます。同時に、同市が中国の新国際陸海貿易ルートの構築で果たしている重要な役割など、これまでの発展の成果も光の演出として表現されます。
発展ストーリーを映し出す夜空のキャンバス
このドローンライトショーは、単なる観光向けのエンターテインメントにとどまらず、重慶という都市の現在地と将来像をわかりやすく伝える役割も担っているようです。夜空をキャンバスに、インフラ整備や物流ネットワークなどのテーマをビジュアル化することで、住民や訪問者にとっても都市の発展を身近に感じられる仕掛けになっています。
中国の新国際陸海貿易ルートにおける重慶の位置づけが演出の一部として組み込まれている点も、国際的な物流ハブを志向する同市の姿勢を象徴していると言えるでしょう。
ハンガリーのシンクタンク代表団も魅了
ショーは国内外の観光客に人気を集めるだけでなく、海外の研究者や専門家にも強い印象を残しています。ある土曜日の公演では、ハンガリーのシンクタンク代表団が観覧席に姿を見せました。
ハンガリーのマーチャーシュ・コルヴィヌス・コレギウム財団でインスティテュート担当ディレクターを務めるキッタ・ゲルゲイ氏は、重慶の夜空を見上げながら次のように語りました。
ドローンショーはとても活気にあふれている。ここで感じる中国のダイナミズムとエネルギーがよく表れていると述べ、ショーが映し出すエネルギッシュな雰囲気を高く評価しました。
ドローンショーが示す都市の顔のアップデート
ドローンを使った光の演出は、プログラム次第でメッセージやストーリーを柔軟に変えられるのが特徴です。重慶のショーのように、ランドマークの再現だけでなく、都市計画や地域間の結び付きといったテーマを表現することで、都市の顔をアップデートする手段として活用できます。
観客にとっては、夜景の鑑賞と同時に、その都市が何を重視し、どのような未来を目指しているのかを視覚的に感じ取るきっかけにもなります。スマートフォンで撮影し、SNSで共有しやすいビジュアル表現であることも、国際的な話題性を高める要因になっていると考えられます。
日本への示唆 ナイトタイムエコノミーと物語性
日本でも各地で夜間の観光コンテンツづくりが進むなか、重慶のドローンライトショーは、技術と物語性を組み合わせて都市の魅力を発信する一つのモデルと言えます。単にきれいな光のショーを提供するのではなく、地域の歴史や現在の役割、将来のビジョンを織り込むことで、訪れた人の記憶に残る体験になります。
通勤や旅行のスキマ時間にスマートフォンで国際ニュースをチェックする読者にとっても、重慶の試みは、これからの都市がどのように自らの物語を世界に向けて発信していくのかを考えるヒントになりそうです。
Reference(s):
Chongqing's 'must-see' drone light show: visiting European researchers
cgtn.com







