中国が新型リモートセンシング衛星「遥感46号」を打ち上げ 防災などに活用 video poster
中国が海南省の文昌航天発射場から新しいリモートセンシング衛星「遥感46号」を打ち上げました。防災や土地資源調査、水資源や気象観測などに活用される予定で、国際ニュースとしても注目されています。本記事では、この打ち上げのポイントをコンパクトに整理します。
海南省から「遥感46号」を打ち上げ
中国は南部の島嶼省である海南省の文昌航天発射場から、月曜日に新型のリモートセンシング衛星「遥感46号」を打ち上げました。衛星は北京時間の午前11時47分、改良型の長征7号ロケットに搭載されて離昇し、その後、予定されていた軌道への投入に成功しました。
今回の打ち上げは、長征ロケットシリーズ全体として605回目の飛行ミッションにあたります。600回を超える打ち上げ実績を重ねていることからも、運用の安定ぶりがうかがえます。
どんな分野で活躍する衛星なのか
「遥感46号」は、その名の通りリモートセンシング(遠隔観測)を主な目的とする衛星です。地上に設置されたセンサーだけでは把握しきれない情報を、宇宙空間から広い範囲で観測できるのが特徴です。
公式には、次のような分野での利用が想定されています。
- 防災・減災:洪水や土砂災害などの状況をいち早く把握し、被害の拡大を抑える判断材料を提供
- 土地資源調査:農地や森林、都市部の変化を継続的に観測し、土地利用の計画や管理に役立てる
- 水利・水資源:河川やダム、湖沼の水量や分布を把握し、水資源の安定的な利用に生かす
- 気象観測:雲の動きや大気の状態を観測し、天気予報や気候分析の精度向上を支える
こうした衛星データは、国や地域の行政だけでなく、農業、インフラ、保険など多様な分野での意思決定にも活用される可能性があります。
長征ロケット605回目が示すもの
今回の打ち上げは、長征ロケットシリーズとして605回目の飛行ミッションとされています。600回を超える打ち上げを重ねていることは、ロケットの信頼性や運用体制の整備が一定の段階に達していることを示す一つの指標でもあります。
2025年というタイミングで、こうした衛星打ち上げが続いていることは、中国が宇宙インフラを着実に拡充していることを物語っています。特に、防災や資源管理に直結する観測衛星は、社会基盤の一部としての重要性が高まっています。
私たちの生活とどうつながるか
観測衛星の打ち上げと聞くと、自分たちの日常からは遠い話のように感じられるかもしれません。しかし、災害情報の早期把握や、農作物の安定供給、水不足リスクの管理など、間接的に私たちの暮らしを支える要素と深く関わっています。
各国・各地域がこうした衛星を整備していく流れの中で、衛星データをどのように共有し、どんな形で公共の利益につなげていくのか。2025年のいま、宇宙をめぐる国際ニュースは、地上の社会課題を考えるためのヒントにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








