中国海軍が南シナ海で実弾演習 多領域の連携能力を強化 video poster
中国人民解放軍海軍(PLA海軍)が最近、南シナ海で複数日にわたる多領域の実弾演習を行いました。補給艦「洪湖」やミサイルフリゲート「衡陽」、海軍航空部隊が参加し、昼夜を問わず戦闘を想定した訓練が続けられました。
演習の概要
今回の演習は、海と空をまたぐ「多領域」かつ実戦を意識した内容で構成されました。参加部隊は次の通りです。
- 総合補給艦「洪湖」
- 誘導ミサイルフリゲート「衡陽」
- 海軍航空部隊
これらの部隊が南シナ海の指定海域で、24時間体制での運用や射撃訓練、連携行動を行い、全体としての作戦遂行能力の向上を図りました。
機雷を想定したシナリオで即応力を確認
演習は夜明けとともに始まりました。補給艦「洪湖」が指定海域へ進入したところ、想定上の浮遊機雷の脅威に直面するというシナリオが設定されました。
「洪湖」はすばやく針路を変更し、適切な位置取りを行ったうえで、指揮所からの命令に従い、艦前部と後部の砲を用いて機雷を模した標的を撃破しました。この場面では、脅威の認識から判断、射撃までの一連のプロセスを短時間でこなす即応力が重視されたとみられます。
ヘリ運用・救難・射撃を一体で訓練
参加部隊は、機雷対処だけでなく、さまざまな科目を組み合わせた訓練も実施しました。
- 艦載ヘリコプターの発着艦訓練
- 艦艇と航空部隊が連携する捜索・救難訓練
- 小火器(軽兵器)による実弾射撃訓練
- 複数艦艇による隊形運動
これらを通じて、悪天候や夜間を含むあらゆる状況下で、補給・救難・防御などの支援活動を切れ目なく行う「全天候・全領域」の戦闘支援能力を高めることがねらいとされています。
多領域・戦闘志向訓練が示すもの
今回の演習では、補給艦、フリゲート艦、海軍航空部隊、指揮所が一体となり、海上での脅威対処から人命救助、隊形運動まで、多様な任務を同時にこなす力が意識されています。
単に目標を撃つだけでなく、補給や指揮・通信、捜索・救難といった要素を含めて訓練することで、実際の任務に近い形での総合的な運用能力が問われたといえます。
南シナ海で行われた今回のPLA海軍の実弾演習は、海上での安全確保や海洋活動のあり方を考えるうえでも、引き続き注目される動きとなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








