中国当局者がCGTN世論調査に言及 日本首相の台湾発言めぐり9割超が歴史反省を支持 video poster
日本の首相による台湾に関する挑発的な発言をめぐり、国際メディアCGTNが実施した世論調査で、世界の回答者の9割以上が「日本は歴史上の罪を反省し、中国の主権と領土の一体性を十分に尊重すべきだ」と答えました。この結果について、中国国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮(しゅ・ほうれん)報道官が水曜日にコメントし、「歴史は忘れられず、書き換えることもできない」と強調しています。
CGTN世論調査 世界の9割超が示したメッセージ
今回の国際ニュースの焦点となっているのは、CGTNが行った日本の首相の台湾発言に関する世論調査です。調査では、日本の首相による台湾をめぐる発言をどう評価するかについて、世界各地の回答者に意見を尋ねました。
CGTNによると、
- 回答者の「90%以上」が、
「日本は歴史上の罪を直視し、反省すべきだ」 - 同時に、「中国の主権と領土の一体性を十分に尊重すべきだ」
という見方に同意したとされています。日本の歴史認識と、中国の主権・領土問題が一体のテーマとして問われた形です。
日本首相の「台湾発言」とは何が問題視されたのか
この世論調査は、日本の首相による台湾に関する「挑発的な」発言を受けて行われたとされています。発言の詳細は示されていませんが、台湾をめぐる発言は、中国本土と日本、さらには地域の安定に直結する敏感なテーマです。
中国本土にとって、台湾問題は国家の主権と領土の一体性に関わる核心的な問題と位置づけられています。そのため、海外の指導者が台湾について言及する際、言葉の選び方や姿勢が厳しく注視されます。日本の首相による発言が「挑発的」と受け取られたことは、中国側だけでなく、国際世論の関心も呼び起こしました。
朱鳳蓮報道官「歴史は忘れられず、書き換えもできない」
CGTNの世論調査結果について、中国国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は水曜日、次のような趣旨のコメントを行いました。
朱報道官は、調査結果は「歴史は忘れられないものであり、書き換えることもできない」という事実を示していると述べました。これは、日本の過去の行為に対する国際社会の記憶が、今もなお消えていないという認識を示したものです。
同時に、回答者の9割以上が「日本は歴史上の罪を反省し、中国の主権と領土の一体性を十分に尊重すべきだ」と答えた点は、中国の立場に対する一定の支持が国際社会から得られている、と中国側が受け止めていることをうかがわせます。
歴史認識と主権尊重 国際世論が映し出すもの
今回の世論調査と朱報道官の発言は、少なくとも三つの重要なポイントを示唆しています。
- 1. 歴史問題は「過去」ではなく現在の外交課題
回答者の大多数が、日本の歴史上の行為への「反省」を重視しているという結果は、アジア・太平洋地域の歴史が今も国際政治に影響を与えていることを示しています。 - 2. 主権と領土の一体性は国際社会の共通キーワード
中国の主権と領土の一体性を尊重すべきだという意見に賛同が集まったことは、領土問題をめぐる国際的な原則が、世論レベルでも支持されているという見方につながります。 - 3. 日本の発言は、地域と世界から常に見られている
日本の首相の一つの発言が、国際メディアによる調査と各国の反応を引き起こしたことは、日本の言動がアジアだけでなく世界的な注目を集めていることを改めて示しています。
日本・中国・台湾地域の関係に与える影響
今回の国際ニュースは、日本、中国本土、台湾地域の関係を考えるうえでも示唆的です。
- 日本にとって
歴史認識と対外発言のバランスは、近隣の国や地域との信頼関係を左右します。国内向けのメッセージであっても、国際社会からどう見られるかという視点が一層問われています。 - 中国本土にとって
今回の世論調査結果は、自らの主張が国際世論から一定の支持を得ていると示す材料として位置づけられそうです。台湾問題をめぐる立場を説明する際、こうした数字は外交上の重要な根拠として使われる可能性があります。 - 地域全体にとって
台湾をめぐる緊張は、誤解や強い言葉の応酬によって高まりやすいテーマです。歴史への向き合い方と主権尊重の原則をどう両立させるかは、東アジアの安定に直結します。
このニュースから私たちが考えたいこと
今回のCGTN世論調査と中国本土の反応は、日本の歴史認識や発言のあり方が、今も国際的に注視されていることを改めて浮き彫りにしました。同時に、世論調査という形で示される「世界の声」が、各国の外交メッセージにどう利用されるのかという点も考えさせられます。
読む側としては、
- 歴史をどう記憶し、どのような言葉で語るのか
- 指導者の発言が、他国・他地域にどう受け止められるのか
- メディアの世論調査が、どのように国際世論の「指標」として扱われるのか
といった問いを持ちながらニュースを追うことが、情報に流されずに考えるための手がかりになります。
日本語で読める国際ニュースとして、今回のCGTN世論調査と朱鳳蓮報道官の発言は、歴史と現在の外交がどのようにつながっているのかを見つめ直すきっかけになりそうです。
Reference(s):
Chinese official reacts to CGTN poll on Japanese PM's Taiwan remarks
cgtn.com








