松花江で氷採取が本格化 ハルビン氷雪大世界に向け1日1万立方メートル video poster
中国東北部・黒竜江省ハルビン市を流れる松花江で、今月7日から氷の切り出し作業が始まりました。開催を控えた第27回ハルビン氷雪大世界に向け、大規模な準備が動き出しています。
松花江で今季の氷採取がスタート
松花江の川面が一面に凍りつくなか、作業員たちが厚い氷に切れ目を入れ、四角い塊として切り出していきます。透明度の高い氷は、後に氷像や氷の建造物となる素材です。
現地では、この氷の塊は見た目が四角い豆腐に似ていることから、通称「豆腐ブロック」と呼ばれています。切り出された豆腐ブロックは次々とクレーンやトラックに積み込まれ、ハルビン氷雪大世界の会場となる公園へと運ばれていきます。
1日約1万立方メートル、約1000人が支える巨大プロジェクト
今回の氷採取は、今後1か月以上にわたって続く見通しです。計画では、期間中は毎日およそ1000人の作業員が松花江の氷上で作業にあたり、1日あたりの氷の採取量は約1万立方メートルに達する見込みです。
- 作業期間:12月7日から1か月以上
- 作業人数:1日あたり約1000人
- 採取量:1日約1万立方メートル
単純計算でも、作業期間全体で切り出される氷の量は30万立方メートルを大きく超える規模になると見られます。凍った川そのものが、巨大な氷の街を形づくるための採石場のような役割を果たしているともいえます。
川の氷が観光空間へと生まれ変わるプロセス
松花江で切り出された豆腐ブロックは、公園に運ばれたあと、職人たちの手によって一つひとつ組み上げられ、彫刻されます。氷像や滑り台、氷の建物など、さまざまな形に加工され、来場者が歩き回ることのできる立体的な空間になっていきます。
氷の採取と輸送、彫刻という一連のプロセスは、自然条件に大きく左右されます。十分な厚みと透明度を持つ氷ができるまで待つ必要があり、寒さが緩むと作業時間や完成後の展示期間にも影響が出ます。その前提のなかで、大勢の作業員と重機を動員し、限られた時間で大量の氷を扱う工程管理が求められます。
冬の風物詩を支える現場の積み重ね
第27回を数えるハルビン氷雪大世界は、長年にわたって続けられてきたことがうかがえるイベントです。その裏側では、松花江の氷を見極め、切り出し、運び、彫るという作業が、毎シーズン繰り返されてきました。
川の氷が、都市の冬の風景を形づくる素材になるまでには、多くの人手と時間が必要です。厳しい寒さのなかで氷を相手に働く人たちの存在を想像すると、ライトアップされた氷の建造物や彫刻を眺めるときの見え方も、少し違ってくるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








