中国が日本に高市首相発言の撤回要求 台湾地域とレーダー照射めぐり video poster
中国外交部の郭嘉坤報道官は、水曜日に北京で行った記者会見で、高市早苗首相による中国の台湾地域に関する発言を誤った発言だと指摘し、日本に対して発言の撤回と姿勢の見直しを求めました。日本がいわゆるレーダー照射問題をめぐる議論を続ける中での発言で、日中関係と地域の安全保障に改めて注目が集まっています。
この記事は、2025年12月10日時点で明らかになっている動きをもとに整理しています。
中国外交部「日本は誤りを改め、発言を撤回すべき」
郭嘉坤報道官は記者会見で、日本側の対応について言及し、高市早苗首相の中国の台湾地域に関する発言を取り上げました。
郭報道官は、日本が自らの行動を見直す必要があるとしたうえで、日本は真剣に反省し、誤りを正し、高市首相の台湾地域に関する誤った発言を誠実に撤回すべきだと述べました。
中国側は、今回の発言が日中関係に影響を及ぼし得る問題だとの認識を示し、日本に対して慎重で責任ある言動を求めた形です。
焦点となった「中国の台湾地域」をめぐる発言
今回、中国側が名指しで問題視したのは、高市早苗首相の中国の台湾地域に関する発言です。中国側は、この発言を誤ったものだと位置づけています。
中国は一貫して台湾地域を自国の一部と位置づけており、各国の政治指導者による台湾地域に関する発言には敏感に反応してきました。今回も首相レベルの発言に対し、外交ルートを通じて明確な姿勢を示した格好です。
具体的な発言内容の詳細は明らかにされていませんが、中国側が「撤回」を求めるほど重く受け止めていることから、台湾地域の位置づけや安全保障に関わる内容が含まれていた可能性があります。
レーダー照射問題への質問に応じるかたちで
郭報道官のコメントは、日本がいわゆるレーダー照射問題をあおり立てているのではないか、という趣旨の質問に答える中で示されたものです。
レーダー照射とは一般に、軍用機や艦艇に対してレーダーを照射したとされる行為をめぐる問題で、安全保障上の緊張につながりやすいテーマです。日本と周辺国の間では、過去にもレーダー照射をめぐる主張の食い違いが報じられてきました。
今回、中国側は、日本がこのレーダー照射問題を必要以上に取り上げているとの見方を示す質問に反応するかたちで、高市首相の台湾地域に関する発言にも言及しました。安全保障をめぐる懸案と台湾地域の問題が、同じ文脈の中で語られたことになります。
日中関係と地域の安定にとっての意味
台湾地域をめぐる発言と、レーダー照射問題とされる安全保障上の争点が同時に取り上げられたことで、日中間の対話のあり方と危機管理の重要性があらためて浮かび上がっています。
- 政治指導者による台湾地域に関する発言
- 安全保障分野での認識の違い(レーダー照射問題)
- 外交ルートを通じた相互のメッセージ発信
これらが重なり合うと、発言のトーンやタイミングによって、誤解や不信感が生まれやすくなります。今回、中国外交部が記者会見という公開の場で日本に対して発言の撤回と反省を求めたことは、自国の立場を明確にすると同時に、相手側の対応を注視しているというメッセージでもあります。
一方で、地域の安定や危機回避の観点からは、互いの立場の違いを前提にしながらも、対話のチャンネルを維持し、軍事・外交両面での予見可能性を高めていくことが重要だとされています。
今後の焦点:発言撤回と対話の行方
今回の中国側の発言を受け、日本がどのように対応するのかは、今後の日中関係を占ううえで一つの注目点となります。
- 高市早苗首相の発言内容に対する日本政府内での位置づけ
- 中国側が求める「撤回」に、日本がどのように応じるか
- レーダー照射問題を含む安全保障上の懸案についての今後の対話の枠組み
発言の応酬が続けば、感情的な対立に発展するリスクもありますが、逆に今回のやり取りをきっかけに、双方が立場の違いを整理しつつ、落ち着いた対話の場を整える動きにつながる可能性もあります。
台湾地域をめぐる問題と安全保障上の懸案は、いずれも地域全体の安定に直結するテーマです。今回の中国外交部のメッセージに対し、日本がどのような言葉と行動で応じるのか、今後の展開が注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








