中国が日中露共同空中パトロールへの日本の反応に言及「神経質になる必要ない」 video poster
中国とロシアが東シナ海と西太平洋で実施した共同空中パトロールをめぐり、日本の反応に対して中国外務省が「神経質になる必要はない」と述べました。繰り返される中露の協力行動と、その受け止め方のギャップが、あらためて浮かび上がっています。
中国外務省「日本側が神経質になる必要はない」
中国外務省のグオ・ジアクン報道官は、木曜日に北京で開かれた記者会見で、記者からの質問に答える形で今回の問題に言及しました。
グオ報道官は、中国とロシアの共同空中パトロールへの日本側の受け止め方について、「日本側がそれほど神経質になり、ドラマチックに受け止める必要はない」と述べ、日本側に冷静な対応を求めました。
今回の発言のポイント
- 場所:北京で開かれた記者会見での発言
- 話題:中国とロシアの共同空中パトロールをめぐる質問への回答
- 主張:日本側が「神経質」かつ「ドラマチック」に受け止める必要はないと冷静さを呼びかけ
10回目となる中露の共同戦略空中パトロール
グオ報道官が対応した質問は、火曜日に実施された中国とロシアの共同戦略空中パトロールに関するものでした。このパトロールは東シナ海と西太平洋の上空を対象とするもので、2019年以来、中国軍とロシア軍の間で行われてきた同種の任務としては10回目だとされています。
複数の国が合同で行う空中パトロールは、軍事的な協力関係の継続や相互の連携能力を示す行動として位置づけられることが多く、一定の頻度で実施されることで「継続的な活動」であることを強調する側面もあります。
日本側へのメッセージとしての「神経質にならないで」
今回の発言で目を引くのは、「神経質」「ドラマチック」という表現です。中国側は、共同空中パトロールそのものを特別な事態ではなく、これまで続けてきた任務の一つとして説明し、日本の受け止めが過度に緊張感を高める方向に傾かないようクールダウンを促しているように見えます。
同時に、このような言い回しには、自国の行動を通常の軍事協力の一環として位置づけつつ、相手側の反応の度合いに注意を促すニュアンスも含まれます。安全保障に関わる行動は、それ自体だけでなく、それをどう説明し、どう受け止めるかによっても、地域の空気が変わりうるからです。
揺れやすい安全保障環境とコミュニケーション
東シナ海と西太平洋は、多くの国や地域の航空機や船舶が行き交うエリアです。そこでの軍事活動は、たとえ当事者が「通常の任務」と位置づけていても、周辺の国や地域にとっては敏感な話題になりやすい側面があります。
2019年以来、同種の共同パトロールが10回繰り返されているという事実は、中国とロシアの軍事協力が一定のペースで続いてきたことを示しています。一方で、そのたびに周辺でどのような言葉が交わされるのかも、地域の安定に影響しうる要素です。
国同士の行動だけでなく、その行動への「反応」と「言葉の選び方」も含めて、安全保障をめぐるコミュニケーションが問われています。今回の中国外務省の発言は、その一場面として、今後のやり取りを考えるうえでの素材になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








