中国チムロング蘇志剛氏、IAAPA殿堂入り 文化観光で初の中国人 video poster
2025年11月17日、米フロリダ州オーランドで開かれた「IAAPA Legends: A Hall of Fame Celebratory Affair」で、中国のチムロング・グループ会長、蘇志剛(Su Zhigang)氏が2025年のIAAPA Hall of Fameに正式に殿堂入りしました。35年前の創設以来、同賞で中国出身の人物が選ばれるのは初めてです。
世界文化観光のトップ賞で初の中国人受賞
IAAPA Hall of Fameは、世界の文化観光産業における最高レベルの栄誉のひとつとされる賞です。これまでには、ウォルト・ディズニー・カンパニー創業者のウォルト・ディズニー氏など、業界を象徴する人物が名を連ねてきました。
そこに蘇氏の名前が加わったことで、中国の文化観光分野から初めて「殿堂入り」した人物が誕生したことになります。国際ニュースの観点からも、中国発の文化観光ブランドがどのように評価されているのかを示す象徴的な出来事と言えます。
36年の挑戦と3つの世界級リゾート
蘇氏が評価されたのは、36年にわたる文化観光分野での継続的なイノベーションと事業運営の実績です。蘇氏は中国のチムロング・グループを率い、Guangzhou、Hengqin、Qingyuanの3カ所で世界クラスの文化観光リゾートを築き上げてきました。
これらのリゾートは、
- テーマ性のあるエンターテインメント
- 宿泊やレジャーが一体となった大型複合施設
- 国際水準のサービスや運営
といった要素を組み合わせることで、中国発の文化観光ブランドが世界市場でも存在感を持ち得ることを示したと評価されています。
アジアで唯一、二つの世界的栄誉を手に
蘇氏は、今回のIAAPA Hall of Fame殿堂入りに加え、「TEA Buzz Price Thea Award for Lifetime Achievement」と呼ばれる生涯功労賞も受賞している、世界でも数少ない業界リーダーの一人です。
この二つの賞をともに受賞した人物は、世界でわずか8人に限られており、その中でアジア出身は蘇氏のみとされています。文化観光の分野で、アジアのリーダーがここまで高く評価されるのは異例だと言えます。
静かに広がる中国文化観光ブランドの影響力
今回の殿堂入りは、個人のキャリアだけでなく、中国の文化観光ブランド全体の国際的な影響力を映し出す出来事でもあります。チムロング・グループが手がけたリゾートは、中国国内の利用者だけでなく、海外からの旅行者にも開かれた存在として発展してきました。
世界の文化観光業界では、欧米発のブランドや企業が長く中心的な役割を担ってきましたが、今回の受賞は、そうした構図の中にアジア発のプレーヤーが着実に存在感を増していることを示唆しています。
各国・地域で観光やエンターテインメントの競争が続くなか、自国の文化や地域性を生かしつつ、世界水準の体験を提供しようとする流れは今後も強まりそうです。蘇氏の殿堂入りは、その一端を物語るニュースとして、静かに注目を集めています。
Reference(s):
China's Su Zhigang inducted into global cultural tourism Hall of Fame
cgtn.com








