北京の除雪が「グリーン化」:薬剤を減らし、機械と人の手で対応 video poster
2025年12月12日、北京では今冬初の降雪が観測されました。街の機能を止めないための除雪作業が進む一方で、今年は雪を溶かす化学薬剤の使用を抑え、機械と人の手を中心に歩道や公園を片付ける「環境に配慮したやり方」が目立っています。冬の都市運営と環境負荷のバランスが、あらためて注目される動きです。
今回のポイント:歩道・公園は「薬剤より、機械と人」
今回の降雪を受け、北京では歩道や公園の除雪において、次のような方法が取られています。
- 機械による除雪(除雪車などで雪を押しのける、集める)
- 手作業による除雪(人員を投入し、細かな場所まで対応)
- 雪を溶かす化学薬剤への依存を下げる
狙いは、都市の移動や日常生活を支えながら、環境への影響をできるだけ小さくすることにあります。
なぜ「薬剤を減らす」ことが環境配慮につながるのか
雪を溶かす薬剤は、短時間で路面状況を改善できる一方で、使用量が増えると環境負荷への懸念が出やすい手段でもあります。北京が今回、歩道や公園で薬剤の代わりに機械と手作業を前面に出しているのは、必要な機能を確保しつつ、影響を抑える運用を優先しているからだと言えます。
街を止めないための「実務」と「やさしさ」の同居
除雪は、見た目以上に「交通・安全・清掃・人員配置」が絡む現場仕事です。歩道や公園は、道路と違って段差や植栽、狭い通路が多く、機械だけでは対応しきれない場面もあります。そこで手作業を組み合わせることで、
- 通行の安全を早く確保する
- 細い導線や生活動線をつぶさない
- 薬剤に頼らない範囲を広げる
といった現実的な効果が期待されます。都市が冬を乗り切るための「実務」と、環境への「やさしさ」を同時に成立させようとする姿勢が、今回の動きの核になっています。
この冬、ほかの都市でも起きうる「除雪の選択」
冬の降雪対応は、スピードと安全を最優先にしながらも、どの手段に比重を置くかで街の空気が変わります。北京のように、機械化と人の手を組み合わせ、化学薬剤の使用を抑える運用は、今後ほかの都市でも参考にされる可能性があります。除雪という日常の作業が、環境配慮の具体策として見えやすくなる点も、静かな関心を集めそうです。
Reference(s):
Beijing's snow-clearing goes green: Fewer chemicals, more machines
cgtn.com







