パラ選手の情熱、教室へ——深圳の全国障害者スポーツ大会を終えた欧陽靖玲さん video poster
2025年12月、中国本土で開かれていた「第12回全国障害者スポーツ大会」と「第9回全国スペシャルオリンピック大会」が、広東省深圳市で月曜日に閉幕しました。競技を終えたパラアスリートの欧陽靖玲(おうよう・せいれい)さんは、熱気が残る会場をあとに、すぐに教育の現場へ戻っています。
閉幕直後に“現場復帰”——余韻よりも、子どもたちの待つ教室へ
大会が終了したその後、欧陽さんはイベントの余韻に浸る間も少なく、急いで湖南省の教育現場へ戻ったといいます。大舞台で得た刺激や学びを、日々の授業の中で子どもたちに手渡す——彼女の動きは、その意思の強さを映しています。
幼少期のけがを越え、国内外で50個超のメダル
欧陽さんは子どもの頃に左手の機能を失う経験をしました。それでも陸上競技の道を切り開き、国内外のトラック種目で50個以上のメダルを獲得。競技者としての積み重ねは、数字以上に「継続してきた時間」を物語ります。
2012年ロンドン大会後に引退、いまは特別支援教育の先生
欧陽さんはロンドン2012パラリンピック後に競技生活を退き、現在は湖南省で特別支援教育の教員として働いています。勝敗や記録だけでは測れない“成長のプロセス”を、学びの場で言葉と態度に変えて伝える立場です。
初挑戦のテコンドーで5位、団体戦は湖南省が3位
今回の大会に招かれた欧陽さんは、テコンドーに初めて挑戦しました。個人では5位に入り、さらに団体戦では湖南省が3位を獲得する後押しにもなったとされています。慣れた競技ではなく、新しい領域に踏み出した点が印象的です。
教室で伝えたい言葉:「あきらめず、希望を持ち続けて」
競技を終えて教室に戻った欧陽さんが、子どもたちに伝えたいのはシンプルなメッセージです。「決してあきらめないこと、そして希望を持ち続けること」。スポーツ大会で得た“全国大会の空気”が、次は子どもたちの毎日の一歩を支える言葉として息づいていきそうです。
全国規模の大会が終わった直後、アスリートが教師として日常へ戻る——その往復の中に、競技の価値が「表彰台」だけで終わらないことが静かに表れています。
Reference(s):
cgtn.com







