ブラジルで自由の女神レプリカが倒壊 強風の嵐が直撃 video poster
ブラジル南部のグアイバで、強風を伴う嵐により、高さ約24メートルの「自由の女神」レプリカが倒壊しました。けが人は出なかったものの、商業施設に設置された大型モニュメントの安全性があらためて注目されています。
強風で倒れた高さ24メートルの像
現地当局などによると、事故が起きたのは現地時間の月曜日です。ブラジルの小売チェーン「ハバン」の店舗前に設置されていた自由の女神レプリカが、強い風と嵐にあおられて倒れました。
この像は高さがほぼ24メートルあり、2020年にプロモーション用のシンボルとして設置されたものです。店舗のランドマークとして周辺の人々に知られていましたが、今回の嵐で土台ごと大きく傾き、そのまま地面に倒れ込んだとみられます。
地元当局によりますと、この事故によるけが人は報告されていません。周辺の建物にも大きな被害は確認されていないとされています。
商業施設の「象徴」が持つインパクト
ショッピングセンターや大型店舗の前に、高さ数十メートルのモニュメントやオブジェが置かれる光景は、各地で見られます。遠くからでも目に入るランドマークは、道案内としても機能し、街の印象を形づくる存在にもなります。
一方で、今回のように強風を受けやすい構造物が倒壊すると、そのインパクトは視覚的にも心理的にも大きなものになります。幸いにもブラジル・グアイバでの事故ではけが人は出ませんでしたが、「もし営業時間中に倒れていたら」「人の多い時間帯だったら」と想像すると、リスクの大きさがあらためて意識されます。
激しい嵐にどう備えるか
今回のニュースは、屋外に設置された大型の看板やモニュメントを、どこまで「インフラ」として捉えるのかという問いも投げかけています。道路標識や電柱と同じように、強風や大雨に耐えられる設計・点検が求められていると言えます。
特に、商業的な目的で設置された構造物は、デザイン性や話題性が優先されがちです。しかし、サイズが大きくなるほど、万が一倒壊した場合の被害も拡大します。今回のブラジルでの事例は、「見栄え」と「安全性」のバランスをどう取るかという課題を静かに浮かび上がらせています。
身近な風景を少し違う目で見るきっかけに
各地の都市でも、商業施設の屋上看板や巨大な立像など、日常風景の一部になっている構造物は少なくありません。普段は気にも留めない存在だからこそ、今回のようなニュースをきっかけに、「どのように固定されているのか」「強い風のときは安全なのか」と、少しだけ想像してみることにも意味があります。
ブラジル・グアイバで倒壊した自由の女神レプリカは、2020年から地域のランドマークとして存在してきました。その姿が嵐の一夜で失われた事実は、当たり前だと思っている景色が、実は自然の力の前では脆いものであることを穏やかに思い出させます。
Reference(s):
cgtn.com








