中国、歴史認識をめぐる「物語の捏造」を批判 日本の右派言説に反発 video poster
2025年12月17日までに、中国は日本の右派勢力が歴史的な出来事について「物語を捏造している」として強く反対する立場を示しました。戦時期の加害の矮小化や事実の歪曲につながるとの問題意識が背景にあり、歴史認識をめぐる発信が国際社会の受け止め方にも影響し得る点が焦点になっています。
何が起きたのか:中国外務省報道官が日本側に対応を要求
中国外務省の報道官・郭嘉昆(Guo Jiakun)氏は、日本の右派勢力による歴史叙述について、戦時の残虐行為を軽視したり、真実を歪めたりするものだとして反対を表明しました。
郭氏は、日本に対し次のような対応を求めたとされています。
- 歴史に向き合うこと
- 誤った発言を撤回すること
- これまでのコミットメント(約束)を尊重すること
- 国際社会を誤導しようとするのではなく、責任ある姿勢を取ること
なぜ今この発信が注目されるのか:言説が「外交の温度」を左右する
歴史認識は、当事国間の感情的対立にとどまらず、外交関係の安定や地域の信頼醸成にも影響しやすいテーマです。とりわけ、発言が国内政治向けの文脈で行われたとしても、国外では別の意味合いで受け取られることがあります。
今回の中国側の主張は、歴史の叙述をめぐる言説が国際社会に与える影響を重視し、「誤解を広げる発信は容認できない」という線引きを明確にした形です。
「歴史に向き合う」とは何を指すのか:撤回と約束の履行をセットで要求
郭氏の発言で目立つのは、「誤った発言の撤回」と「コミットメントの順守」を同時に求めている点です。単に見解の相違を述べるだけでなく、過去の積み重ね(約束や立場表明)と現在の言説の整合性を問題にしています。
読み解きのポイント
- 争点は“歴史そのもの”だけでなく“語り方”:どの事実を強調し、どれを薄めるかで印象が変わり得ます。
- 国内向け発信でも国際的に波及:SNSや動画の拡散で、想定外の受け手に届く時代です。
- 外交は「言葉の運用」で動く:撤回や修正の有無が、相手国の信頼判断材料になりやすい面があります。
落ち着いて見るために:対立の固定化より「検証可能性」に目を向ける
歴史問題は感情が先行しやすい一方で、議論が長期化するほど、互いに「相手の言葉の意図」を疑う構図にもなりがちです。だからこそ、何が「事実」として扱われ、どの部分が「解釈」や「評価」なのかを切り分けて読む姿勢が、ニュースの受け止め方を少し楽にしてくれます。
今回の発信は、中国が日本の右派言説を「国際社会を誤導する試み」と位置づけ、歴史認識をめぐるメッセージ管理を重視していることを示す動きとして注目されます。
Reference(s):
China condemns fabrication of narratives by Japan's right-wing forces
cgtn.com







