世界最大のロボット大会、北京で開催中 VEX Robotics Asia Open 2025 video poster
世界最大のロボット競技大会としてギネス世界記録に認定されている「VEX Robotics Competition」のアジア大会が、2025年12月18日から21日まで北京(中国本土)の首鋼園で開催されています。600を超えるチームと3,500人以上の学生が約30の国と地域から集まり、ロボットの設計・プログラミング・操作の腕を競い合っています。次世代のエンジニアや研究者を目指す若者たちが集うこの国際イベントは、アジアの技術教育と国際交流の現在地を映し出す場にもなっています。
北京で開幕した「VEX Robotics Asia Open」
2025〜2026シーズンの「VEX Robotics Asia Open Signature Event」は、VEX Robotics Competitionの一部として行われる大会です。12月18日から21日までの日程で開催されており、北京の首鋼園(Shougang Park)がその会場となっています。
この大会では、ロボットの設計、プログラミング、操作といった一連の工程を学生たちが自ら手掛け、与えられた課題に対してどれだけ創造的かつ効率的な解決策を提示できるかが問われます。
開催3日目となる20日現在も、会場では連日熱戦が繰り広げられており、21日の最終日に向けて競技は佳境を迎えつつあります。
約30の国と地域から600チーム超が集結
今回のVEX Robotics Asia Openには、ほぼ30の国や地域から600を超えるチームが参加し、3,500人以上の学生が北京に集まりました。
参加者は、ロボットの機構設計からソフトウェアのプログラミング、そして実際の操作まで、チームで分担しながら一体となって競技に臨みます。限られた時間と資源のなかで、課題をどのように解釈し、どんなロボットとして形にするかが勝敗を分けます。
- 参加チーム数:600チーム以上
- 学生参加者:3,500人超
- 参加する国と地域:約30
数字だけを見ても、大会の規模と国際性が際立ちます。多様なバックグラウンドを持つ学生たちが同じフィールドでロボットを通じて交流すること自体が、一つの学びの機会になっています。
ロボット競技が育むスキルとは
ロボット競技は、単なる技術のコンテストにとどまりません。参加する学生たちは、ロボットを設計・製作する過程で、理数系の知識だけでなく、チームワークやコミュニケーション、問題解決力など、さまざまなスキルを磨きます。
多くのロボット競技では、ロボットを自律的に動かすプログラムを組んだり、対戦相手との駆け引きを考えた戦略を立てたりすることが求められます。こうした経験は、将来エンジニアや研究者として働く際だけでなく、どのような分野に進んだとしても生きる基礎的な力を育てるものです。
北京という国際ロボットイベントの舞台
今回の会場である首鋼園(Shougang Park)は、北京(中国本土)に位置し、VEX Robotics Asia Open Signature Eventの舞台となっています。アジア各地やその他の国と地域から集まった学生たちが、同じ場所で技術を披露し合うことで、国境を越えた交流の場にもなっています。
競技コートの上では、言語や文化の違いよりも、ロボットの動きや戦略が共通の「ことば」として機能します。参加者同士がロボットを通じて互いの発想に触れることで、新しい協力関係やアイデアが生まれる可能性もあります。
大会終盤に向けた注目ポイント
大会は12月21日まで続く予定で、終盤に向けて次のような点に注目が集まりそうです。
- 独創的な設計やプログラミングで、どのチームが頂点に立つのか
- 多様な国や地域のチーム同士が、どのように交流し学び合うのか
- ロボットの操作技術だけでなく、チームワークが勝負を分ける場面がどこまで見られるのか
こうした視点で大会を見ていくと、「誰が勝ったのか」だけではなく、「どのようにその成果に至ったのか」というプロセスの違いも見えてきます。
ロボットがつなぐアジアと世界の教室
VEX Robotics Asia Openのような国際ロボット競技は、教室やオンライン授業だけでは得がたい経験を学生たちにもたらします。異なる言語や文化のもとで育った同世代と、共通のルールの中でロボットを通じて競い合うことは、新しい発想や価値観に触れるきっかけになります。
世界最大規模とされるこのロボット競技大会が北京で開かれている今、アジアの次世代のエンジニアや研究者がどのような一歩を踏み出すのかに、静かに注目が集まっています。
Reference(s):
cgtn.com








