厦門―金門大橋が節目:厦門側で初の鋼箱桁を架設、開通へ前進
中国本土・福建省で建設が進む「厦門―金門大橋」が、この12月の土曜日に大きな節目を迎えました。厦門側(厦門セクション)で、最初の鋼箱桁(こうはこげた)が設置され、海上橋梁の中核工程が一段進んだ形です。
今回の節目:最初の鋼箱桁を6時間で吊り上げ
設置された鋼箱桁は、全長142.5メートル、幅44メートル、高さ4.5メートルで、重量は4,586トンにのぼります。発表によると、吊り上げ作業は約6時間かけて行われました。
作業全体では「インテリジェント監視システム」が用いられ、リアルタイムでの制御と、狙った位置への正確な据え付けを支えたとされています。大型部材の海上架設では、風や潮流などの影響も受けやすく、監視と制御の精度が工程の成否を左右します。
鋼箱桁とは? 見た目以上に“橋の骨格”を担う部材
鋼箱桁は、箱型の断面をもつ鋼製の桁で、軽さと強さ(剛性)のバランスを取りやすいのが特徴です。長いスパン(支点間距離)を支える橋で使われることが多く、今回のように巨大な一体部材として運び、精密に据え付けるケースもあります。
開通後に期待されること:連結強化と生活インフラの支え
橋が開通し交通が可能になれば、厦門と台湾の金門のつながりが強まり、移動や物流の選択肢が広がると見込まれます。発表では、次のような効果も挙げられました。
- 厦門と金門の接続性(コネクティビティ)の向上
- 水・電気・ガスの供給を支えること
- 地域経済の成長と生活水準の向上につながること
交通インフラは「移動時間の短縮」だけでなく、エネルギーや生活インフラの安定性とも結びつきやすい点が、近年あらためて注目されています。
次の焦点:大型架設の“積み重ね”をどう進めるか
2025年12月22日現在、今回の設置は「最初の鋼箱桁」という位置づけです。一般に、こうした海上橋梁では、桁の追加架設、路面や付帯設備の整備、各種試験・安全確認など、工程は段階的に進みます。
一つひとつの部材が大きいほど、作業の“回数”よりも“確実性”が重要になります。監視システムの活用が今後も広がるのか、現場運用の面でも注目されそうです。
Reference(s):
cgtn.com








