内モンゴル・フルンボイルで「氷雪ナーダム」開幕、VRも融合した冬の祭典へ video poster
内モンゴル自治区フルンボイル市のハイラル区で2025年12月21日、第21回「氷雪ナーダム」が始まりました。伝統行事のナーダムに、氷と雪のスポーツや民俗マーケットを掛け合わせ、さらにVRなど“没入型”の体験を前面に出した点が、今冬の見どころになっています。
「氷雪ナーダム」とは? 伝統行事を“冬仕様”に
ナーダムは、モンゴル文化圏で受け継がれてきた伝統的な催しで、競技や芸能、交流を通じて季節の節目を祝う意味合いがあります。今回の「氷雪ナーダム」は、その雰囲気を生かしながら、雪原のロケーションを舞台に冬のアクティビティへ広げたイベントです。
今年の特徴:VRゾーン、写真スポット、牧畜民の暮らし体験
主催者側によると、今年は「見る」だけでなく「入り込む」体験を強めています。会場では次のような企画が用意されているといいます。
- VRゾーン:映像・体験型コンテンツで冬の魅力を立体的に伝える
- フォトエリア:氷雪景観を背景に撮影しやすい導線づくり
- 牧畜民(ヘルダー)訪問:暮らしや文化に触れる交流型プログラム
- 民俗マーケット:地域の手仕事や食文化など、散策しながら楽しむ場
訪れる人の広がり:国境をまたぐ冬の人流
来場者は中国本土各地に加え、モンゴル、ロシア、その他の国・地域からも見込まれているとされています。氷雪観光は「寒さ」そのものが資源になる一方、移動や滞在の選択肢が増えるほど、地域の文化をどう伝えるかが問われます。今回のように、スポーツと市場、テクノロジー体験を束ねる設計は、国・地域をまたぐ来訪者にとって“入口”を増やす工夫とも言えそうです。
開催期間の見通し:関連イベントは来年3月まで
今回のフェアは12月21日に開幕し、関連する冬季イベントは2026年3月まで続く予定とされています。年末年始から春先まで、長いスパンで冬の体験を組み立てる形です。
静かな注目点:「伝統×体験設計」で何が変わるのか
伝統行事は、外から来た人には「意味が分かりにくい」こともあります。一方で、VRや写真導線、生活文化に触れる訪問企画は、理解の入口を増やしやすい。氷雪ナーダムが今後、文化の紹介と観光の賑わいをどう両立させていくのか——この冬のフルンボイルで、その試みが一段進んだ形です。
Reference(s):
21st Ice and Snow Nadam Fair begins in Inner Mongolia's Hulunbuir
cgtn.com








