海南自由貿易港、7自由権で初の欧州路線 三亜―プラハ就航 video poster
中国・海南省の自由貿易港(海南FTP)が、航空の「第七の自由(セブンス・フリーダム)」に基づく初の欧州路線を開設しました。物流と人の動きが読み替わるいま、自由貿易港の制度設計が“空のルート”として形になった点が注目されます。
何が起きた?――12月21日に三亜―プラハが運航開始
海南省は、第七の自由に基づく運航として、欧州向けの初路線を開設しました。就航したのは、中国本土の三亜とチェコのプラハを結ぶ路線で、カザフスタンのSCAT Airlines(スキャット航空)が運航します。運航開始日は2025年12月21日です。
「第七の自由」とは:どこが“特別”なのか
第七の自由(セブンス・フリーダム)とは、航空の運航権(トラフィック・ライト)の一つで、外国の航空会社が、自国に寄らずに二国間(2つの国の間)の路線を運航できる仕組みです。
今回のケースでは、カザフスタンの航空会社が、中国とチェコを結ぶ区間を運航します。航空会社の本国に戻る動きを前提にしないため、路線の組み立て方に柔軟性が生まれやすいのが特徴です。
今回のポイント(短く整理)
- 海南FTPにとって初:第七の自由を活用した初の路線
- 欧州向けとして初:海南省の「欧州路線」開設という節目
- 運航会社:カザフスタンのSCAT Airlines
- 運航開始:2025年12月21日
背景:自由貿易港の「制度」が、移動の選択肢に変わる
自由貿易港は、モノ・サービス・人の往来を円滑にする制度づくりと相性が良いとされます。今回の路線は、その制度的な狙いが、具体的な国際ルートとして可視化された例と言えます。
一方で、第七の自由は航空会社・空港・都市間の競争環境にも影響し得るため、今後は運航の安定性や需要の積み上がり、追加路線の展開が注目点になります。
次に見たい観点:路線は「定着」するか
就航はスタートに過ぎません。今後の焦点は、運航頻度や継続性、旅客・貨物の利用がどの程度定着するかです。自由貿易港の取り組みが、実際の移動コストや時間の選択肢としてどう作用していくのか、静かに見守りたいところです。
Reference(s):
Hainan FTP launches 1st air route under seventh-freedom traffic right
cgtn.com








