中国・ラオスなど4カ国、ランツァン川で水上緊急対応の共同訓練 video poster
中国、ラオス、ミャンマー、タイの法執行機関が、ランツァン・メコン川流域の水上緊急事態を想定した共同訓練を実施しました。水上での初動や共同指揮を点検する動きとして、地域の安全確保に直結する内容です。
どこで、いつ行われたのか
訓練は今週木曜日(2025年12月25日)朝、中国本土・雲南省の西双版納タイ族自治州を流れるランツァン川で行われました。対象は、流域で起こり得る「水上の緊急事態」への対処です。
参加規模:121人と巡視船10隻
発表によると、参加したのは計121人の法執行要員と、巡視船10隻でした。複数の国・機関が同じ水域で動く前提のため、現場での連携の取り方そのものが訓練の焦点になります。
訓練の中身は「2部構成」
今回の共同訓練は、次の2つで構成されました。
- 艦隊閲兵(フリートレビュー)
- 実戦形式の演習
前半で隊列・運用の整合性を確認し、後半で実際の緊急対応を想定して動く——という流れは、各国が同じ状況認識を持つための基本設計と言えます。
何が評価されたのか:迅速対応と共同指揮
訓練は「成功裏に終了した」とされ、4カ国の連携について、主に次の能力を総合的に評価したとされています。
- 迅速な対応(初動の早さ)
- 緊急事態の処理(現場対処の手順)
- 共同指揮(複数機関を束ねる運用)
- 協同作戦能力(同時並行で動く実務の連携)
対象がランツァン・メコン川という「国境を越えてつながる水域」である以上、単独の備えだけでなく、情報共有や合図、役割分担がかみ合うかが鍵になります。
水上の緊急対応が“地域の安全”と結びつく理由
今回の訓練は「水の事故」への備えに見えますが、発表ではあわせて「地域の安全の維持」にも触れています。水上では状況の変化が速く、現場判断の遅れが二次的な混乱につながりやすいからです。だからこそ、国や機関をまたいだ共同手順を、平時にすり合わせておく意味が出てきます。
年末のこの時期に行われた共同訓練は、流域での実務協力を具体的な動きで確認した出来事として、静かに注目されそうです。
Reference(s):
cgtn.com








