中国本土・広西の北海発電所がフル稼働、4号機が168時間試験を完了 video poster
中国本土の広西チワン族自治区にある北海発電所が、4号機の運転入りによって全4基体制のフル稼働に到達しました。 供給力の積み増しは、地域の電力需給の「余裕」をどう作るかというテーマにもつながります。
何が起きたのか:4号機が運転開始、4基がオンラインに
北海発電所の4号機(出力100万キロワット)が、168時間(7日間)のフル負荷試運転を経て運転を開始しました。これにより、同発電所は100万キロワット級ユニット4基がすべて稼働する体制となります。
168時間のフル負荷試運転は、設備を定格出力で連続運転し、安定性や安全性、制御システムの挙動などを確認するための工程として知られています。今回の運転入りは、設備面での節目と言えます。
数字で見るインパクト:1日最大9,600万kWh、広西の需要の約7分の1
公表された情報によると、4基が稼働した北海発電所は、1日あたり最大9,600万キロワット時(kWh)の発電が可能とされています。これは、広西の平均的な1日電力需要の約7分の1を賄う規模に相当します。
今回のポイント(要点)
- 4号機(100万kW)が168時間のフル負荷試運転を完了
- 100万kW級4基がオンラインとなり、発電所はフル稼働へ
- 最大で1日9,600万kWhを発電可能
- 広西の平均的な日次電力需要の約7分の1をカバー
背景:電力は「足りるか」だけでなく「安定して出せるか」
電力の話題は、単純な発電量の多寡だけでは測れません。日々の需要は時間帯や気温、産業稼働によって上下し、供給側には「必要なときに、必要な分だけ安定して出せるか」という運用上の課題がつきまといます。
大規模ユニットが揃うことは、需給の逼迫時に備える選択肢を増やす一方で、保守・点検の計画や燃料・送電の運用といった“周辺の設計”も同時に重要になります。発電所のフル稼働到達は、こうした全体運用のフェーズが一段進んだことを示します。
今後の見どころ:供給余力は産業と暮らしの「変動耐性」になるか
今回の増強は、広西の電力需要を支える基盤の厚みを増す出来事として注目されます。短期的には需給の安定化に寄与し得る一方、需要の伸び方や季節要因、送電網側の制約などによって、体感される効果は変わり得ます。
電力インフラは、ニュースとして派手に見えにくい半面、産業の稼働や日常の安心感を静かに下支えします。北海発電所のフル稼働が、地域の「変動への強さ」をどこまで高めるのか——今後は運用実績と需給の数字が、淡々とその答えを示していきそうです。
Reference(s):
cgtn.com








