キノコの胞子放出“最期の瞬間”が話題 朽ちる直前に起きた生命のリレー video poster
2025年の年末、SNS上で「キノコが朽ちる直前に胞子を放つ」瞬間を捉えた短い映像が注目を集めています。ふだんは見過ごされがちな繁殖のプロセスが、目で見えるかたちで切り取られたことが反響を呼んでいます。
何が映っていたのか:朽ちる直前の“放出”
投稿された映像では、1本のキノコが衰え始めたタイミングで、胞子を空中に放つ様子が確認できます。撮影したネットユーザーは「崩れていく直前の最後の瞬間だった」としており、生命活動の終盤で起きる出来事が強い印象を残しました。
そもそも胞子とは? キノコの「タネ」に近い存在
キノコは植物の種子とは異なる方法で増えます。その中心にあるのが「胞子」です。ざっくり言うと、胞子は次の世代につながる“増えるための粒”で、風などに乗って広がり、条件がそろうと新しい個体へとつながっていきます。
- 見た目:粉のように見えることが多い
- 役割:繁殖と分散(広がること)
- 広がり方:空気の流れに乗るなど、環境の力を利用
なぜ「最期の瞬間」に見えるのか:ライフサイクルの終盤で起きること
今回の映像が印象的なのは、キノコが“元気に育つ”場面ではなく、“崩れていく直前”に繁殖が可視化された点です。キノコは、成長して形が整ったあと、次世代へつなぐ段階として胞子を放出します。外見としては劣化や崩れに見えるタイミングと重なるため、結果的に「最期の瞬間に放つ」ように感じられます。
「無数の新しい命が始まる」――映像が投げかけた視点
映像のコメント欄などでは、「終わりに見える瞬間が、始まりでもある」という受け止め方が目立ちました。1本のキノコが役目を終える直前に、数え切れないほどの胞子が広がる。そうした自然のスケール感が、短い動画の中で伝わったことが拡散の理由の一つになっているようです。
見逃しがちな自然現象が“共有”される時代
今回のような映像は、研究室の顕微鏡映像とは違い、日常の延長で偶然撮られた点が特徴です。スマートフォンで撮影された断片が、生命の仕組みへの入口になる——年末のタイムラインで広がったこのワンシーンは、そんな現代的な「自然との距離感」も映し出しているのかもしれません。
Reference(s):
Stunning footage of mushroom releasing spores in final moment
cgtn.com








