トランプ氏「非常に怒っている」 プーチン氏邸宅への無人機攻撃めぐり主張対立 video poster
ロシアのプーチン大統領の国家公邸が「ウクライナの無人機(ドローン)に攻撃された」との説明を受けたとして、トランプ米大統領が「非常に怒っている」と述べました。停戦に向けた協議が続く中、当事者の主張が真っ向から食い違っています。
何があったのか:電話で伝えられた「攻撃」
トランプ大統領は現地時間12月29日(月)、同日中に行ったロシアのプーチン大統領との電話会談で、ロシア・ノヴゴロド州にあるプーチン氏の国家公邸が、ウクライナのドローンにより攻撃されたと伝えられたと語りました。
この発言は、フロリダで記者団の質問に答える形で出たものです。トランプ氏は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との会談を前に、ウクライナでの戦闘終結を模索する協議が続いていることにも言及しました。
トランプ氏の発言:「起きていない可能性」も示唆
トランプ氏は記者団に対し、当該の出来事について「非常に怒っている」と述べました。一方で、攻撃が実際には起きていない可能性にも触れ、「(攻撃が)なかったという可能性もある、たぶん。しかし、プーチン大統領が今朝あったと言った」といった趣旨の発言もしています。
ゼレンスキー氏は否定:「ロシア連邦の別の嘘」
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は同じく12月29日、この обвин(非難)を否定し、「ロシア連邦の別の嘘だ」と反論しました。
なぜ今このニュースが重いのか:停戦協議の空気を変えうる
今回の件は、事実関係が食い違う段階にあります。しかし、停戦に向けた対話が続く局面で「指導者の居住地への攻撃」という主張が浮上すると、次のような影響が出やすくなります。
- 交渉環境の悪化:相手への不信が前面に出て、協議が進みにくくなる
- 国内向けメッセージの強化:各陣営が世論を意識した発信を強め、妥協の余地が狭まる
- 偶発的なエスカレーションの懸念:軍事・治安上の警戒が上がり、誤認や拡大解釈が起きやすくなる
今後の焦点:追加情報と当事者の次の一手
現時点で焦点になるのは、(1)攻撃の有無や被害の具体像がどう示されるか、(2)各当事者がこの主張対立を交渉にどう持ち込むか、(3)トランプ氏が「怒り」を示したことが米国の対話姿勢にどう反映されるか、の3点です。
停戦をめぐる協議が続く中で、こうした「出来事の解釈」をめぐる応酬が、戦場の現実だけでなく外交の温度も左右していく局面が続きそうです。
Reference(s):
Trump 'very angry' about alleged attack on Putin's residence
cgtn.com








