2025年11月12日、中国本土の内モンゴル自治区にある試験サイトで、世界最大(5,000平方メートル)の「発電凧」が飛行試験を行いました。 高度300メートルまで揚げられた凧が広がり、牽引ケーブルの引く力で地上の発電機を回して電力を生み出したとされています。
何が起きた?:5,000㎡の巨大な凧が高度300mへ
今回の試験では、巨大な凧が上空へ運ばれ、高度300メートルで展開。凧が受ける力(引っ張る力)が牽引ケーブルを通じて地上に伝わり、地上設置の発電機が作動して発電した、という流れです。
「発電凧」はどうやって電気をつくるのか
ポイントは、凧そのものに発電機を載せるのではなく、凧が生む牽引力を使って地上側で発電する設計にあります。今回の説明を整理すると、仕組みは次の通りです。
- 凧を上空へ揚げる
- 凧が風を受けて強い牽引力を生む
- 牽引ケーブルの力で地上の発電機を駆動し、電力を得る
風力などの再生可能エネルギーの文脈で、設備の置き方や発電の形を多様化する試みとして注目されます。
なぜ今このニュースが読まれているのか:クリーン電力の「選択肢」を増やす動き
2025年は、各地でクリーンで再生可能なエネルギーへの関心が続いています。今回の試験は、従来型の発電設備とは異なるアプローチで、自然の力を電力に変える選択肢を広げようとする動きの一つとして受け止められそうです。
今後の焦点:実用化へ残る論点
一方で、試験飛行が成功したとしても、実用化に向けては運用面の検討が欠かせません。たとえば、
- 安定した運用(風の変化にどう対応するか)
- 安全性(運用区域や上空利用との調整)
- 設備の維持管理(ケーブルや地上設備の耐久性など)
といった点が、今後のニュースで追われるテーマになりそうです。
巨大な凧が空に広がり、地上の発電機を動かす――。2025年11月の中国本土・内モンゴル自治区での試験飛行は、クリーンエネルギーの発想が「発電所の形」そのものを変えつつあることを、静かに印象づける出来事でした。
Reference(s):
cgtn.com








