香港競馬が「忘れられない」と言われる理由:2025/26季は来場急増 video poster
香港の競馬がいま改めて注目されています。2025/2026シーズンは今年9月に開幕し、わずか3カ月で来場者が11万人を超え、前シーズンの「6カ月分」と同水準に達したとされています。伝統的な競馬文化と、施設改修や体験型コンテンツなどの新しさが同居し、「スポーツ」と「街のエンタメ」をつなぐ場になっている点が、話題の中心です。
数字で見る:2025/2026シーズン序盤の勢い
関係者の発表によると、今季は全88開催日が予定され、国際的なトップレベルのイベントが12組み込まれています。加えて、施設のアップグレードや没入型(イマーシブ)体験の導入が進み、レース観戦以外の目的でも訪れやすい設計になっているといいます。
- 2025/2026シーズン:9月開幕、3カ月で来場者11万人超
- 開催日数:88日
- 主要な国際イベント:12
「馬に触れる」「雰囲気を味わう」—来場動機が広がっている
来場者の声としては、たとえば「子どもが乗馬を習い始め、馬術の雰囲気が好きになった」といった体験起点の関心が挙げられています。競馬場が単なるギャンブル施設ではなく、馬やスポーツ文化に触れる入口として機能している様子がうかがえます。
また「英国由来の文化が残る空気感を香港で感じられる」といった声も紹介されており、香港の歴史的背景の上に、現代的な運営やイベント演出が重なっている点が「忘れられない」体験として語られやすいのかもしれません。
中国本土からの来場増が示すもの
前シーズンは来場者が170万人超に達し、うち中国本土からの来場者が約19万6,000人とされています。これは前年から110%増という伸びで、移動需要の回復だけでなく、観戦・観光をセットで楽しむ動きが強まっている可能性があります。
競馬は国際イベントの要素が強く、短期滞在でも「分かりやすい非日常」を作りやすいジャンルです。そのため、スポーツ観光(スポーツを目的に移動する旅行)の文脈で、競馬場の存在感が増しているとも言えそうです。
広東香港澳大湾区との接続:従化競馬場は2026年10月から定期開催へ
今後の焦点として、広東香港澳大湾区(グレーターベイエリア)での展開があります。提供情報では、2026年10月から、グレーターベイエリアの従化競馬場で定期開催が行われる予定とされています(※本稿執筆時点の2025年12月30日から見て「今後」の計画)。
スポーツと観光、さらにテクノロジーの要素を組み合わせ、域内をまたぐ体験の造成につなげる構想が語られています。競馬が「一都市の娯楽」にとどまらず、地域連携の実験場としても注目される理由がここにあります。
なぜ「香港の競馬」は記憶に残るのか
提供情報を総合すると、来場者が「忘れられない」と感じるポイントは、次の重なりにあります。
- 伝統:長い歴史を持つ競馬文化、馬術の魅力
- 国際性:12の主要国際イベントが示す競技レベル
- 体験設計:施設改修や没入型コンテンツで、観戦の敷居を下げる
- 移動と観光:中国本土からの来場増など、観光動線の変化
- 地域連携:2026年以降の域内展開が示すスケール感
スポーツは「勝敗」だけでなく、「そこにいる時間」全体で評価されることがあります。香港の競馬は、まさにその総合体験を磨き込みながら、2025/2026シーズンを走り出しているようです。
Reference(s):
cgtn.com








