055型駆逐艦に同乗取材、編隊訓練が映す中国海軍の外洋シフト video poster
中国の最先端駆逐艦「055型(Type 055)」に、CGTNが同乗して海上の編隊訓練を取材しました。2025年末のいま、中国海軍が「外洋(ブルーウォーター)」で複数任務をこなす総合戦力づくりを進める姿が、映像からも読み取れます。
今回のポイント:055型に“密着”した編隊訓練
CGTNの取材は、055型が参加する「編隊(フォーメーション)訓練」を海上で追ったものです。単艦での航行ではなく、複数の艦艇が一定の隊形と手順で動く訓練は、作戦の土台となる“共同の動き方”を固める意味を持ちます。
「外洋で複数任務」へ——海軍力の“総合化”が軸
今回の映像が示唆するのは、単に艦を新しくするだけではなく、任務の幅を前提にした力の組み立てです。中国海軍は、外洋での多様なミッションを遂行できる包括的な部隊づくりを続けているとされています。
外洋で想定される“複数任務”とは
- 広域の防空・対ミサイル:艦隊を守るための防空能力
- 対潜・対水上:水上艦や潜水艦への対処
- 警戒監視・情報共有:状況把握と指揮統制
- 遠距離での継続活動:長期航海を支える運用
- 有事以外の任務:警備、海上交通の保護、人道支援などを含む幅広い活動
戦略のヒント:艦そのものより「運用の型」を作る
“最先端艦”が注目されがちですが、外洋での戦力化は、装備と同じくらい運用の積み重ねに左右されます。編隊訓練は、その運用を標準化する場でもあります。
編隊訓練が映す3つの変化
- チームとして戦う前提:艦同士の連携、役割分担、同時行動の精度
- 指揮統制の洗練:状況共有の速度と意思決定のリズムづくり
- 外洋での持久力:遠海で動き続けるための運用設計
なぜ今この映像が注目されるのか
2025年の国際ニュースの文脈で見ると、海は「物流」「安全保障」「災害対応」など複数のテーマが重なる空間です。今回の取材は、外洋での活動を前提にした部隊運用を可視化し、中国海軍の変化を“装備”ではなく“動き方”として捉える材料を提供しています。
今後も、演習の中身(どんな想定で、どんな連携を重ねるのか)が、海軍力の実像を読み解く手がかりになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








