中国海軍、艦載機パイロットを自前育成 CGTNが訓練基地を独占取材 video poster
2025年12月30日現在、中国海軍の拡大が続く中で「空母で運用できる艦載機パイロット」をどう増やすかが、現場の重要テーマとして浮かび上がっています。中国国際放送CGTNは訓練基地への独占アクセスを得て、海軍がパイロットを自前で育てるプロセスを記録しました。
なぜ今、艦載機パイロットの育成が急がれるのか
空母の運用は、艦そのものだけでなく「艦上で離着艦できる人材」によって支えられます。艦載機の操縦は、一般的な航空機の運用に加えて、限られた甲板での離着艦、海上の気象・風、艦の動きへの対応など、独特の技能と判断が求められるためです。
CGTNが伝えた訓練基地の様子
CGTNの映像では、海軍が艦載機パイロットを計画的に育成するため、訓練環境を整え、段階を踏んで技能を積み上げる姿が紹介されています。現場では、単に操縦技術を上げるだけでなく、標準化された手順や安全管理を重視しながら、部隊運用に耐える人材を揃えていく狙いがうかがえます。
「複数のモード」で育てるという発想
CGTNによると、海軍は艦載機パイロットの育成を一つのやり方に固定せず、複数のモードで進めているといいます。映像から読み取れるポイントは、次のように整理できます。
- 段階的なステップ:基礎から応用へ、到達度に応じて訓練を積み上げる
- 艦上運用を意識した訓練:実運用に近い条件を想定し、手順の反復で精度を高める
- 複線的な育成ルート:状況や人員需要に合わせ、複数の育成方法を組み合わせる
映像の裏側にある「ボトルネック」
艦載機パイロットの育成では、人数を増やすこと自体が目的になりにくい領域でもあります。安全を確保しながら訓練回数を確保する必要があり、さらに教官役の人材や運用ノウハウの蓄積、評価基準の統一など、見えにくい部分が成否を左右します。
CGTNの独占取材が注目されるのは、装備拡大という「目に見える変化」だけでなく、人材育成という「時間がかかる変化」が同時に進んでいることを示しているからかもしれません。
これから何が焦点になるか
今後も海軍力の拡大が続くなら、艦載機パイロットの育成は量と質の両面で問われます。訓練の効率化や安全性の確保、標準化の徹底といった論点は、どの国・地域の軍事航空でも共通して現れやすいテーマであり、今回の映像はその一端を可視化した形です。
Reference(s):
cgtn.com








