成都が“川の年越し”で2026へ:光る舟と詩がつなぐカウントダウン video poster
2025年12月31日、中国本土・成都では、いつものカウントダウンとはひと味違う「川の上の新年」が注目を集めています。光るボート、ライブパフォーマンス、そして詩の世界観を重ね合わせ、街ごと“航海”するように2026年を迎える演出です。
成都の年越しは「浮かんで迎える」—光る舟とライブ演出
紹介されているのは、川面を舞台にした年越しの祝祭。発光するボートが水上を彩り、現場ではライブパフォーマンスも行われるといいます。視線が「時計」から「流れる景色」へ移ることで、同じ年越しでも体感が変わる——そんな狙いが透けて見えます。
唐代詩人・杜甫と“新年の使者”が同乗する物語
CGTNの記者・徐鑫宸(Xu Xinchen)氏が“出航”し、唐代の詩人・杜甫、そして「新年の使者(Messenger of the New Year)」と並走する形で2026年を迎える、というストーリー仕立ても特徴です。史実の人物を「同じ船に乗る存在」として扱うことで、単なるイベント紹介ではなく、文化の記憶を現在の時間へ接続する語り口になっています。
なぜ今、このスタイルが刺さるのか
年末年始の過ごし方は、派手さ一辺倒から「自分のペースで浸れる体験」へと関心が広がりがちです。今回のように、
- 水上という“移動する舞台”
- 光の演出で生まれる非日常感
- 詩(ことば)で余韻を残す設計
を組み合わせると、動画でも現地でも「一度で理解できて、あとから思い出せる」輪郭が立ちやすい。SNS時代の体験設計としても、相性の良さがうかがえます。
“新年”をどう迎えるかは、その街の価値観を映す
カウントダウンは世界共通の形式になりつつある一方で、迎え方には土地の語りが出ます。成都の今回の演出は、「騒ぐ」より「漂う」、「瞬間」より「流れ」を強調するタイプ。詩人・杜甫という存在を重ねた点も含め、新年を“未来の入口”としてだけでなく、“過去から続く線の上”として描く試みと言えそうです。
2026年まで、あと少し。年越しの風景が変わると、新しい年の手触りも少し変わるのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








