中国本土・雅礱江流域で1GW太陽光2基が運開、水風光一体基地を加速 video poster
中国本土南西部の雅礱江(ヤロン川)流域で、1ギガワット(GW)級の太陽光発電所2基が2025年12月31日に運転を開始しました。水力・風力・太陽光を組み合わせた「一体型エネルギー基地」の整備を前に進める動きとして注目されます。
何が起きたのか(ポイント)
- 雅礱江流域で1GWの太陽光発電所が2カ所、12月31日に運開
- 同地域で進む水力・風力・太陽光の統合開発を後押し
- 年間発電量は合計で約39億kWhの見込み
- 二酸化炭素排出は約310万トン削減できる見通し
数字が示す「規模感」:39億kWhと310万トン
今回運開した2つのプロジェクトは、年間で約39億kWhのクリーン電力を生み出すとされています。電力需要が季節や時間帯で揺れるなかでも、供給側の選択肢が増えることは、電力システムの運用にとって重要な意味を持ちます。
また、排出削減効果として示された約310万トンという数字は、発電を通じた脱炭素の「見える指標」でもあります。エネルギー転換が抽象論にとどまらず、具体的な成果として積み上がっていく局面に入っていることをうかがわせます。
「水・風・太陽」の一体開発が持つ意味
断続的になりやすい太陽光や風力の出力を、比較的調整しやすい水力と組み合わせる発想は、再生可能エネルギーの導入が進む地域でよく見られます。発電の“得意な時間帯”が異なる電源を束ねることで、電力の安定供給に近づける狙いがあります。
今回の運開は、雅礱江流域で進む統合型の開発を「計画」から「稼働」へ進める一歩になりました。
今後の焦点:増える電力をどう活かすか
大規模なクリーン電力が増えるほど、焦点は「つくる」だけでなく「使い切る」「届ける」に移ります。系統(送電網)運用、需要とのマッチング、出力の変動への対応など、発電の成果を社会の利便へ変換する工程が問われます。
12月31日の運開は、年末のニュースとしてだけでなく、2026年以降のエネルギー供給の姿を占う材料にもなりそうです。
Reference(s):
Two 1GW solar power stations go online in Yalong River energy base
cgtn.com








