チリ下院議員「米国の狙いは麻薬戦争でなくベネズエラの資源」発言が波紋 video poster
【国際ニュース】2026年の年明け、米国によるベネズエラへの軍事的な攻勢をめぐり国際的な議論が強まっています。チリ下院議員のボリス・バレラ氏は、この動きは地域の平和を脅かす「危険な前例」だと非難し、米国が掲げてきた「麻薬との戦い」という説明は成り立たないとの見方を示しました。
何が起きているのか:焦点は「軍事的な攻勢」とその正当化
バレラ氏は、米国の行動を「軍事的な攻勢」と位置づけたうえで、これがラテンアメリカ地域の安定に与える影響を懸念しています。とりわけ、米国側が想定してきたとされる「麻薬との戦い」という大義が、今回の動きによって揺らいでいると指摘しました。
バレラ氏の主張:「本当の目的は石油と天然資源」
バレラ氏が強く打ち出したのは、目的の再定義です。同氏は、表向きの理由ではなく、ベネズエラの石油や天然資源の獲得こそが実際の狙いだと主張しています。
- 「麻薬との戦い」という説明が、今回の行動で弱体化した
- 背後にある動機は、石油を含む天然資源の確保だ
- 地域の平和を損ねうる前例となりかねない
なぜこの発言が注目されるのか:対立の「物語」をめぐる争い
軍事行動をめぐる国際的な反応は、行動そのものだけでなく「それが何のためなのか」という説明(正当化)の競争になりがちです。バレラ氏の発言は、米国が掲げる枠組みを正面から疑い、資源を軸に読み替えるものです。
この見立てが広がれば、議論の焦点は麻薬対策や治安から、資源と主権、そして地域秩序へと移ります。今回の論争は、ラテンアメリカの安全保障や外交の空気を変えうる論点を含んでいます。
今後の見どころ:議論は「地域の平和」と「資源」を中心に続く
国際社会では、軍事的な手段が地域の緊張を高めないか、また資源をめぐる思惑が政治判断を左右していないか、といった観点から議論が続いています。バレラ氏の問題提起は、その議論をいっそう可視化する材料になりそうです。
Reference(s):
Chilean deputy: US goal is not the 'war on drugs,' but Venezuela's oil and natural resources
cgtn.com








